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2022.03.14
体験談

名古屋から福岡に里帰り さにべじさんの無痛分娩体験談 /井槌病院

名古屋にお住まいで、地元である福岡で里帰りをしたというさにべじさんに、福岡での無痛分娩についてお聞きしました。

【基本data】

■name/さにべじさん

■年齢/28

■お住まいのエリア/愛知県名古屋市

■家族構成/夫+妻+子ども(1名)

■出産施設/井槌病院

■無痛分娩回数/1回

■出産費用総額/60万円台(出産基本費用 約40万円台+無痛分娩費用 約10万円台 +追加処置費用・個室代 約10万円台)-42万円(出産一時金)

■無痛分娩実施時期/2021年5月

取材時期:2022年2月

自分が生まれた病院で、自分も出産したかった

井槌病院の院内写真/さにべじさん提供写真

interviewer: 無痛分娩を知ったきっかけを教えて下さい。

さにべじさん:地元である福岡に母が私を出産した「井槌病院」という産院がありまして、妊娠した時に私もここで出産したいと思っていたんです。そして「井槌病院」のホームページを見てみると「無痛分娩」というワードが出てきて、そこで初めて無痛分娩の存在を知りました。はじめて見た時は「無痛分娩って何???」って感じでしたね。

interviewer:「無痛分娩がやりたい→病院探し」ではなく「産みたい病院がある→無痛分娩を知る」という順序だったんですね。

さにべじさん:そうです!その病院が無痛分娩への入り口でした。

interviewer:それまで全く無痛分娩を知らない状態だったさにべじさんが、ご自身も無痛分娩をやってみようと思った経緯を教えて下さい。

さにべじさん:私はもともと出産に対して「痛みなしで産めるならそちらの方が良い」という考えがありました。「井槌病院」では申込みをして、院長先生による無痛分娩の講義を受けて、納得した人だけが同意書を出して本確定という流れだったんです。私も申し込みをして、90分の講義を受けた上で、選ばない理由がないと感じたというか「痛みなしの素敵なお産になるかもしれない!」と思うようになり、無痛分娩をしてみようと決めました。パートナーや両親など周りからも反対されなかったというのも大きな後押しになりましたね。

interviewer:病院の講義以外で、無痛分娩についてご自身で調べたりしましたか?

さにべじさん:ネットやSNSなどで無痛分娩のレポートを読んだりしました。また、周りの友人や知り合いで無痛分娩をした人はいなかったのですが、自然分娩をした友人や帝王切開で産んだ友人などに話を聞いたりと、無痛分娩以外のお産についても色々と調べました。

interviewer:ネットに出てくる無痛分娩の情報には、事故など不安を煽る内容もあったと思うのですが、そこで不安にはなりませんでしたか?

さにべじさん:病院で講義を受けて思ったのが「お産による事故」と「無痛分娩を選んだことによる事故」は違うということ。ここを混同して捉えてはいけないということでした。そこの違いがわかっていたので、ネットの情報で不安になるようなことはありませんでしたね。

interviewer:たしかに!その2つは混同して語られがちですよね。

さにべじさん:また講義の中で先生が、麻酔によって起きる事故とはどういうことか、それを防ぐために病院でどういう確認・対策を行っているのか、といったことも丁寧に教えてくれていたので、病院に対しての信頼感もありました。こういった話もしっかりと教えてくれたので「無痛分娩を選ぶ=危険」ではないと理解して、無痛分娩をすることに決めました。

interviewer:すごく良質な講義だったということがイメージできます。ちなみに他にはどのようなことを教えてくれたのですか?

さにべじさん:体重管理の大切さについても話していました。「妊娠中に体重がプラス10キロを超えたら赤ちゃんが産道を通りにくくなるので、無痛分娩するしないに関わらず、体重管理をしっかりしましょう」という話もされていました。

interviewer:無痛分娩を中心に、出産に関する様々なことを教えてくれる内容だったのですね。

さにべじさん:そういえば「井槌病院」では計画無痛分娩を行っていないので、計画無痛分娩の話は出なかったんです。「無痛分娩PRESS」の記事を読んで、計画無痛分娩というものがあるこということを初めて知りました。

interviewer:「井槌病院」では、自然に陣痛を待って無痛分娩をするというスタイルのみだったのですね。

さにべじさん:そうです。私にとっては陣痛を自然に待って、赤ちゃんのタイミングで産まれて欲しいという想いがあったので、もし「井槌病院」が計画無痛分娩しか受け付けていない病院だったら、無痛分娩をするかもっと迷っていたかもしれないです。

人気病院の入院予約は狭き門

オンラインの講習会の様子/さにべじさん提供写真

interviewer:「井槌病院」は、福岡でかなり人気の高い病院なのですか?

さにべじさん:そうです。相当人気がありますね。だから、予約できる枠がむちゃくちゃ少なかったです。狭き門でした(笑)。私は妊娠7週で病院に電話をしたのですが、もう断られる寸前でした。

interviewer:7週で!?他の取材でも色々な方にお聞きしたんですが、評判が良く人気が高い無痛分娩施設ってすぐに予約が殺到しちゃうみたいですね。

さにべじさん:そうなんです。私の場合は最終的にギリギリなんとか予約をとることができました。本当にラッキーだったと思います。

interviewer:1回断られそうになったとのことですが、他の病院も検討したのですか?

さにべじさん:検討しました、断られかけたので必然的に見ざるを得なかったっていう感じなんですけど。でも通える範囲のエリアで、ホスピタリティって整ってていいなと思う病院って、けっこう高かったりとかちょっと交通の便が悪かったりして、ここで産みたいなって思える病院はなかなか見つかりませんでした。

interviewer:なるほど。無痛分娩が可能な病院はあったけど、井槌病院と同じくらい良いと思える病院はほとんどなかったのですね。

さにべじさん:実はもう1ついいなと思った無痛分娩ができる病院もあったのですが、そこは井槌病院の費用よりも20〜30万円くらい高かったんですよ。さすがにそれだと費用的に厳しいなと。だから最終的になんとか当初の希望通りの井槌病院で無痛分娩ができることになって本当に良かったです。

interviewer:無痛分娩は病院によって細かいやり方が異なってきますが、井槌病院はどのような無痛分娩スタイルでしたか?

さにべじさん:私自身が妊娠41週目。つまり予定日から10日遅れて産んだっていうのもあるのかもしれないんですけど、陣痛がきてから入院して。そこからすぐチューブ入れて、痛み止めを入れながら陣痛が短くなるのを待つという感じでした。

interviewer:麻酔を入れるまでの、陣痛の痛みはいかがでしたか?

さにべじさん:ほぼほぼ無痛だったんです。12〜13分間隔の陣痛を2時間分ぐらい経験したぐらいで、普通の生理痛と変わらないか、それよりちょっと痛いぐらいの感じでした。

interviewer:耐えられる範疇の痛みだったということですね。

さにべじさん:もう全然叫んだりしないし「普通にちょっと痛いな」くらいですかね。「いよいよお産がきたな」みたいなという感覚もありました。あと、陣痛よりも内診が痛かったですね。

interviewer:ちなみに無痛分娩費用はいくらぐらいでしたか?

さにべじさん:自然分娩費用+10万円でした。

interviewer:すごい良心的な金額ですね。

さにべじさん:そうなんです!それもあって絶対にこの病院で産みたいなと思っていました。24時間無痛分娩に対応してくれるというのも魅力でした。

interviewer:ちなみにパートナーに「無痛分娩にしようと思う」と伝えた時に、自然分娩と比べて費用が高くなる点はネックになりませんでしたか?

さにべじさん:なりませんでしたね。我が家はもともと共働きで、当時は基本半々で家計を出していたということも関係しているかもしれませんが「産みたいように産めるならいいんじゃない」と言ってくれましたね。私はもし反対されたとしても自腹を切ろうという気持ちでした。例え自腹を切ったとしても無痛分娩の方が良いなと思って。結果、賛成してくれたので夫には背中を押してもらった感じですね。

interviewer:ちなみにご両親にも無痛分娩で産みたいという話はしましたか?

さにべじさん:言いました。「無痛分娩でいこうと思うんだけどどう思う?」って母親には聞きました。私の母親も井槌病院で私を含め3人子どもを産んでいて、2人を自然分娩で、3人目を無痛分娩で産んでいるんです。母親は「自然分娩も1回体験すると、ありがたみがわかると思うけど、無痛分娩いいと思うよ」という感じでした。

interviewer:え!?お母様も無痛分娩だったんですね。かなり早い段階で無痛分娩を経験されていたんですね!

さにべじさん:そうなんです。母が無痛分娩経験者だったことは、私が出産した後にはじめて知りました。

interviewer:ご自身も経験があるし、同じ井槌病院で産むということで病院に対する信頼感も高かったということですかね?

さにべじさん:そうですね。それはあると思います。

interviewer:無痛分娩で出産すると決めてから、ご自身でも情報収集などしたと思うのですが、色々と調べた上でも不安に感じることってありましたか?

さにべじさん:これは日本という国ならではなのかもしれないですけど「みんなが痛い思いをして産んでいるのに、私だけ逃げようとしているんじゃないか」っていう罪悪感のような気持ちはギリギリまでずっと感じていましたね。実際になんとなく周りの人に「無痛分娩で産んだ」って胸を張って言えないみたいなところはあります。

interviewer:同じようなお話を他の方からも聞いたことがあります。

さにべじさん:無痛分娩を経験した方で同じような気持ちの方はいると思います。だから「無痛分娩にしようかどうか迷っている」という人には、心の底から無痛分娩をオススメできるんですが「自然分娩で痛かったけど頑張った!次も自然分娩で頑張る」という方には、自分が無痛分娩で産んだということ自体、言いづらい空気はありますね。

無痛分娩当日。陣痛が途中で数時間ほど遠のいた!

さにべじさん提供写真

interviewer:無痛分娩の当日の心境はいかがでしたか?

さにべじさん:あの時の心境は、とにかく赤ちゃんに会えることが楽しみでしかたなかったですね。痛みに怯えることもないので、単純に楽しみでした。

interviewer:病院に行ってから出産するまでにトータルでかかった時間はどれくらいでしたか?

さにべじさん:19時間でした。私の場合、一度陣痛が来たんですけど、それが治まっちゃって、次の陣痛を待つ時間があったんです。

interviewer:陣痛が途中で治まったケースは、これまでのインタビューで初めてお聞きしました。

さにべじさん:当日は陣痛が来て、間隔が短くなってきてから病院に電話をして入院して、入院したのが夜中の1時くらいからだったと思います。病院に着いて見てもらった時には、陣痛が遠のいていっちゃったんです。それまでは数分おきの陣痛だったのが、徐々に15分おきくらいになっていって、看護師さんが内診するたびに「あれ〜」と首をかしげられましたね(笑)

interviewer:看護師さんからしても不思議だったのですね(笑)

さにべじさん:はい。「あれ〜?おかしいな〜。全然(陣痛が)来てないのに、何でこんなに(子宮口が)開いとっちゃろうねぇ?」と不思議そうにしていて、陣痛の痛みもその時にはほとんどなかったのですが、ひとまず分娩室に入ろうということになりました。

interviewer:分娩室に入ってからはどうだったのですか?

さにべじさん:分娩室に入ってからは麻酔を打ってもらったんですけど、それでも陣痛の間隔は短くなりませんでした。そうこうしているうちに、いよいよ産まなきゃなという感じになってきて、14時か15時くらいに陣痛を誘発させるため院長先生が人工的に破水をしてくれました。そして16時頃からはいい感じに陣痛の間隔が短くなってきて、本格的な陣痛が来てから3時間半で産みました。こんな感じだったので、ぜんぜん苦しくはなかったですね。

interviewer:分娩室に入ってから、本格的な陣痛が来るまでに数時間かかったとのことですが、その時間はどのように過ごされていたのですか?

さにべじさん:LINEをしてましたね。夫や母親に「今こんな感じ」というような実況中継みたいな内容を送っていました。あと、陣痛を促すために深呼吸したり、モニターに映る陣痛の波のグラフを見て「全然陣痛来てないな」とか思ったり。でも結局ほとんどスマホをいじってましたね。

interviewer:実況中継されるお母様や夫さんからしたら、かなり目を離せない実況中継ですよね(笑)

さにべじさん:そうですね(笑)気が気じゃなかったと思います。あ!あと職場にもメールしました。

interviewer:産休している職場に!?

さにべじさん:はい。私は出産予定日からかなり遅れていたので、職場の人もヒヤヒヤしていたみたいで「いつ生まれるんだろう」と心配してくれていたんですね。だから職場の仲の良い上司の方に「いま、分娩室で陣痛待ちの間にメールしています」という内容を送りました。

interviewer:上司の方もビックリしたでしょうね(笑)まさか分娩室からメールが来るとは。

さにべじさん:「陣痛の合間にありがとう」という返事が来ましたね(笑)

interviewer:話を戻しまして、分娩室で麻酔を射ってもらってからは、陣痛の痛みは消えましたか?

さにべじさん:はい。射ってもらった時に何かツーンとするような感覚があるものの、痛みはありませんでした。でも麻酔は問題なかったのですが、麻酔の前に処方された痛み止めの薬の副作用で足がめちゃくちゃ痒くなりました。我慢できない痒さでしたね。

interviewer:痒いのはつらいですね。掻いちゃダメとかは言われなかったですか?

さにべじさん:「掻いていいよ」って言ってくれたので掻いてたんですが、足がめっちゃ赤くなるんですよね。それを見た看護師さんに「けっこう掻いたねぇ」と言われました。それほど痒かったんです。

interviewer:痒みはずっとあったのですか?それとも波のように強くなったり弱くなったりという感じですか?

さにべじさん:麻酔を追加するたびに痒みが強くなる感覚でした。麻酔が切れかけてくると痒さも治まって、また麻酔を追加すると痒くなるといった感じでした。だから陣痛の痛みを我慢できるギリギリまで麻酔を追加しないようにしていました。痒くなるので。

interviewer:痛みの代わりに痒みが襲ってきたんですね。

さにべじさん:そうですね。痒かった印象ばかり残っていて、痛かったという記憶はほとんどないですね。

interviewer:無事にお子さんが産まれて、麻酔が切れた後はどのような感じだったのですか?

さにべじさん:産む際に会陰切開してもらって、縫ってもらったので、そこのひりつく痛みはありましたけど、それぐらいでしたね。あとは3日連続で運動会でもしたんじゃないかというぐらいの筋肉痛がありましたね。イキむ時に筋肉を使ったのかな。麻酔が切れた後は本当にそれぐらいで、他の痛みはありませんでした。

interviewer:他には何か体調の変化などありましたか?

さにべじさん:ちょっと貧血気味になりましたね。産後2〜3日ぐらいはちょっとフラッとする瞬間がありました。あとはやっぱり全体的に体力の消耗は感じましたね。こんなにボロボロなのに授乳するのって大変だと思いました。あと歩いたりするのはしんどくて、なるべく歩かないようにしていました。

interviewer:無痛分娩が終わってからは、どのような流れでしたか?

さにべじさん:産まれた後は、赤ちゃんが健康観察に連れられていって、戻ってきてからカンガルーケアをしました。初めておっぱいを飲ませたり、抱っこしてスキンシップをとったり、1時間ぐらいカンガルーケア兼自由時間という感じでした。この間に夫や家族とLINEの動画通話をしました。

interviewer:LINE大活躍ですね。

さにべじさん:その後、赤ちゃんはナースステーションで預かってもらって、私は車椅子で部屋に戻りました。部屋に戻ると私の経過観察があって、1時間おきに看護師さんが来てくれて、傷や出血量の確認をしてもらったり、トイレに連れて行ってもらったりしました。22時半とか23時ぐらいに部屋で軽食をとりました。お昼以降何も食べていなかったので、お腹も空いていました。

interviewer:では、その日は赤ちゃんはナースステーションがずっと預かってくれていたんですね。

さにべじさん:そうですね。あと基本的に出産してからの流れは、無痛分娩も自然分娩も一緒という印象でした。

interviewer:最初に入院されてから退院するまで全部で何日間かかりましたか?

さにべじさん:全部で5日間です。井槌病院では初産の方は無痛分娩・自然分娩に関わらず5日間で退院、経産婦は4日間で退院ということでした。

interviewer:退院してから体力が出産前まで戻ってきたなと感じたのはいつ頃ですか?

さにべじさん:だいたい1ヶ月ぐらいで戻ったとは思うんですが、産んでからはまた育児の大変さで消耗しました。夜なかなか寝なかったんですよね、うちの赤ちゃん(笑)。いや、本当に寝不足がつらかったです。

100点満点の満足度!福岡市中央区『井槌病院』

井槌病院の食事/さにべじさん提供写真

interviewer:井槌病院の良かったポイントを教えて下さい。

さにべじさん:良かったポイントはめちゃくちゃ多いです!まず、ごはんが本当に美味しい。めっちゃ美味しかったです!

interviewer:ごはんが美味しいところは、人気が高いですよね。地元でもごはんが美味しい病院ということで有名なんですか?

さにべじさん:有名みたいです。あと、おやつも最高でした!井槌病院のおやつは、福岡の有名なお店のおやつが出るんですよ。例えば病院の近くにある『フランス菓子16区』という洋菓子店のお菓子や『御菓子處 五島』という和菓子屋さんの和菓子が出たり。日によって出てくるおやつが変わるんですけど、毎日おやつの時間が楽しみでしたね。

さにべじさん提供写真

interviewer:すごい豪勢ですね。

さにべじさん:他に良かったポイントとしては、建物は高級感があって清潔感もあって綺麗でした。私が生まれたのもここの病院なので、建物ができてから年月は経っているはずなんですが、清掃など手入れが行き届いた綺麗さを感じました。

interviewer:掃除を含めて丁寧にメンテナンスされている病院なんですね。

さにべじさん:あと院内にリフレクソロジーを受けられるスペースがあって、出産後に足つぼマッサージとか、身体のマッサージも25分無料で受けられました!もっと長く受けたい人は有料でマッサージもしてもらえます。あとはカフェテリアスペースにココアやコーヒーを自由に飲めるスペースもありました。

さにべじさん提供写真

interviewer:すごいホスピタリティ!

さにべじさん:そういった施設面以外では、助産師さんが多くいらっしゃったので、相談事にけっこうのってもらえたのも良かったです。

interviewer:どのような相談をされたのですか?

さにべじさん:最初の頃は母乳をうまく飲ませることができなかったので、見てもらってアドバイスをもらったり、赤ちゃんがずっと左を向いて寝る癖があったので、大丈夫なのか聞いたりしました。赤ちゃんが産まれてからって、小さなことでも色んなことが気になってくるので、些細な質問でも気軽にできる環境だったのはありがたかったです。

interviewer:助産師さんにもゆとりがある状態だったんですね。

さにべじさん:これは恐らくなのですが、コロナ禍で面会禁止になっていたので、面会に来る人の対応をしなくて良いから、平常時よりゆとりがあったのもあるのかなと思いますね。あくまで私の想像ですけど。

interviewer:たしかに、応対しなきゃいけない人が多いと大変ですもんね。

さにべじさん:これはママ側にも当てはまると思うのですが、出産直後のボロボロな状態なのに、親戚や友達などの来客があって、その応対をするのってかなり気疲れしそうな気がするんですよね。来客がつぎつぎと来て、その合間に母乳を飲ませたり赤ちゃんのお世話をするのってかなり大変そうだと思いました。

interviewer:ママ側の負担を考えてみればそうですよね。私自身も周りで赤ちゃんが産まれたら、おめでたい気分だけでお見舞いに行ってしまいそうですが、そこは気をつけようと思いました。

さにべじさん:もちろん出産祝いに来てくれるのは嬉しいんですけどね。生まれた瞬間から赤ちゃんファーストの生活がはじまっちゃうので、面会で気疲れしちゃうのは避けたいですよね。今回は面会禁止だったのでその分入院生活を満喫できたと思います。

interviewer:他にも良かったポイントはありますか?

さにべじさん:やっぱり費用面ですね。先ほど述べた通り、施設も綺麗、ごはんも美味しくて、サービスも充実しているのに、自然分娩費用+10万円で無痛分娩ができるのは非常にコスパが高いと思います。私の場合は、出産後に胎盤が出てこないトラブルがあったり、赤ちゃんに黄疸がでたりして、そういった諸々の追加処置と個室代があったので、さらに+10万円かかっていますが、それでもトータルで60万円台でしたから。

interviewer:ちなみにお部屋は個室だったのですか?

さにべじさん:そうです。相部屋もあったみたいですが、個室はいちばん安い部屋が1泊8,000円くらいからで、相部屋だと4,000円くらいだったと記憶しています。

interviewer:出産・入院を終えて、もっとこうしておけば良かったと思う点はありますか?全然小さなことでも良いのですが。

さにべじさん:大満足だったので後悔した点は思い当たらないですね。病院ではなく個人的なことで強いて挙げるなら「これから母親になるからしっかりしなきゃ」と気負いすぎていた部分があったので、もうちょっとのんびりとした心持ちで、入院生活を満喫すれば良かったかなと思います。病院に関しては100点満点と言えるぐらい大満足だったので、また出産することになっても、同じ井槌病院で産みたいなと思っています。

さにべじさんが感じた無痛分娩のメリット・デメリット

さにべじさん提供写真

interviewer:無痛分娩をやってメリットだと感じた部分について教えて下さい。

さにべじさん:第一に痛みがないことですね。やっぱり痛みの恐怖がないので余裕をもってお産に臨めますよね。ポジティブに出産に向き合えたし、産んだ後も体力の回復が早いと感じました。

interviewer:他にはありますか?

さにべじさん:平和な出産シーンだったことですね。井槌病院は分娩室が2つあったんですけど、私が19時半くらいに産んで、隣の部屋の方はたしか17時くらいに産んでたんですよね。その隣の方も無痛分娩だったらしく、とても静かな環境の中で出産できました。生まれた瞬間も赤ちゃんの泣き声だけが聞こえるくらい。例え自分が無痛分娩でも隣の方が自然分娩だった場合、やはり痛いので泣き叫ぶ声などが聞こえてくることもあるそうで、もしそうだったら音で恐怖を感じていたかもしれません。

interviewer:たしかに、自分が痛くなくても、隣からすごい叫び声などが聞こえてきたら怖くなりますよね。

さにべじさん:そうです。本当に平和だったので、今でも何度でも自分の出産の時のことを思い出したくなります。本当に楽しく産めました。後から「変なこと叫んでたよ」とか「暴れまわってたよ」とか言われることもないですし。

interviewer:では逆にデメリットだと思う部分ってありますか?

さにべじさん:やっぱり費用面ですかね。あとは、無痛分娩に対するネガティブな意見に自分がどう向き合うか。やっぱり自然分娩で産むのが良しとする人たちの前では、無痛分娩で産んだとは言いにくいですし、そこはちょっと葛藤がありましたね。

interviewer:日本で無痛分娩を選ぶ人が増えていけば、そういった悩みも少しづつ減っていくのかなと思います。最後に、無痛分娩をしようか迷っている人にメッセージがありましたらお願いします。

さにべじさん:金額面での制約がないんだったら、本当にオススメです。「無痛分娩で産むのは(自然分娩の人たちに対して)ちょっと恥ずかしい」とか「出産の痛みを経験していないのに母親になれるのか?」など私も考えたこともあるのですが、実際に痛みを経験しなくても母親やってますし。ちょっとでも「興味がある」「やってみたい」と思うのだったら、ネガティブに考えずに無痛分娩を選んで良いと思います。

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