産前産後ママ向け宅食サービス「ママの休食」の試食会レポート
産前産後ママのために立ち上がった宅食サービス「ママの休食」。本サービスを運営する株式会社MYPLATEさんに「無痛分娩PRESS」の監修をお願いしている鎌ヶ谷バースクリニックの市村先生と、鎌ヶ谷バースクリニック専属の管理栄養士の佐々木さんと一緒にお伺いさせていただきました。 (取材時期:2023年5月)
産前産後の女性は、心身の変化によって体調に様々な不調をきたしやすい状態です。それでも育児も家事もしっかりやろうと無理をして、体調を崩してしまう方もいます。本来、産前産後の女性は、ゆっくりと休んでしっかりと栄養補給する必要があります。しかし、家庭状況等の理由で女性が自分でご飯を用意しなければならないというケースも多いのが現状。そんなママたちのために生まれた宅食サービスが「ママの休食」。代表取締役の川端さんは管理栄養士として日本中のママを助けるために本事業を立ち上げられました。
今回は「無痛分娩PRESS」の監修をお願いしている鎌ヶ谷バースクリニックの市村先生と、鎌ヶ谷バースクリニックの管理栄養士の佐々木さんと一緒に「ママの休食」を運営する株式会社MYPLATEさんの試食会にお伺いさせていただきました。
ママの休食とは?
一皿で産前産後のママに必要な栄養素がとれる、冷凍のお弁当。1食に15種類以上の食材を使用し、着色料・香料・人工甘味料・化学調味料・保存料は一切使用せず、体にやさしい味付けで調理しています。
「ママの休食」の5つの特徴
●買物・調理・後片付け不要!(容器ごとレンジで約5分温めれば完成)
●産前産後のママに必要な栄養素(葉酸や鉄など)の充足率100%
●専属の管理栄養士がママの不安に寄り添いLINEで無料相談
●1食に使用する食材は15種類以上、元有名ホテルのシェフ・元パティシエ・管理栄養士の3人がメニューを開発
●国際規格の品質管理基準をクリアした工場等で、着色料・香料・人工甘味料・化学調味料・保存料は使用せずに調理
お出迎えしてくれたのは「株式会社MYPLATE」代表取締役の川端さん、商品開発責任者であり調理師の佐藤さん、「株式会社MYPLATE」の提携企業である「株式会社SEVENRICH Accounting/SEVENRICH会計事務所」の稲葉さんの3名。
いざ試食会へ
洗練されたデザインのオフィス。執務エリアは撮影不可のため残念ながらオフィスの写真はありませんが、空間だけでなく働いている人たちもみんなお洒落!「ザ・渋谷のオフィス」といった印象で、このままドラマの舞台としても使えそうなお洒落さです。
オフィス内の冷凍庫には「ママの休食」のお弁当が入っており、グループ会社の社員はお金を払えば(PayPayでの支払い可能!)自由に食べることができます。
「お弁当のご飯がすごく美味しい」
市村先生:あ、これ全部ご飯がすごく美味しいですね!市販のお弁当のご飯って、たまに違和感を感じる時があるんです。お弁当のご飯独特の味というか。でも「ママの休食」のご飯にはその違和感を全く感じないですね。本当に美味しい!
佐藤さん:ありがとうございます!気づいていただいてうれしいです。ご飯には特別こだわっていまして、このご飯には技術が一番詰まっているんです。
川端さん:私たちはこれまでに何社か工場と契約していまして、その中でも1番クオリティの高い工場にお弁当の製造をお願いしています。経験豊富なベテランの方々が、美味しいものを作るために一緒に試行錯誤しながら作り上げているからこそ、このお弁当の高いクオリティが実現できています。
市村先生:美味しいお弁当を量産するのってそんなに難しいんですね。
川端さん:そうなんですよ。いまお願いしている工場は、大手企業からの依頼もたくさんあるので、弊社のような小さな会社とは本来お付き合いしてくれないくらいの素晴らしい工場なのですが、特別に弊社の依頼を受けてくださって、製造ラインの一部を確保させていただいています。
佐藤さん:この工場は、特にお米の炊き方にこだわりを持たれており、冷凍してご家庭で電子レンジで調理した際に、一番美味しい状態となるように工夫が凝らされています。
川端さん:レンジで温めるため、ご飯とおかずを同じタイミングで解凍できるようにするのにもかなり調整に苦心しました。
佐藤さん:現状(2023年7月)のごはんの種類は「コーンご飯」「玄米ご飯」「アサリご飯」「ドライカレー」「(食数限定)たこごはん」になるのですが、最近はごはんや副菜の種類を増やしてほしいという要望もありますので、今後はもっと主食・副菜の種類を増やしたり、期間限定のお弁当なども出していきたいと思っています。
川端さん:ごはんのバリエーションができると、栄養価が一気に上がるので、弊社としてもありがたいんですよ。あとはもう原価との勝負になりますね(笑)。
毎日飽きずに食べてもらえる味の工夫
市村先生:どのお弁当も美味しいですが、かなり優しい味付けですね。男性の私からしたらもっと味にパンチがあっても良いのかなと思うのですが、この味付けには理由があるのでしょうか?
川端さん:味にパンチがあると、一口目は美味しく感じるのですが、だんだん舌が慣れてしまい、飽きやすくなってしまうんです。だから毎日食べても美味しく食べていただけるように健康基準の塩分量に調整し、優しい味付けにしています。
取材班:コンビニのお弁当などは一口目で美味しく感じられるようにパンチが強めにつくられていますよね。たまに食べる分には良いかもしれませんが、毎日食べるとなると優しい味付けの方が良いですね。
佐々木さん:パンチがある味付けは、塩分が強めなことが多いので、健康面を考えるとやっぱり控えた方が良いです。
市村先生:たしかにこれなら毎日食べても飽きないですね。うちの病院に来る妊婦さんたちにもオススメできます。実際、妊婦さんは体重管理も大切なので栄養指導をするのですが、なかなか食事を自分でコントロールするのが難しいみたいで「ついつい外食して食べ過ぎちゃった」という方も一定数いるんですよね。「ママの休食」なら量も栄養素も計算されているので「頭では分かっていても、ついつい食べ過ぎてしまう」という方にも良いと思います。
取材班:これならママだけじゃなくておじいちゃんやおばあちゃんも喜んで食べてくれそうですよね。
川端さん:実際に子育てママの方がうちのお弁当を気に入ってくれて、ご両親にオススメするケースもあるみたいです。私も自分のおばあちゃんが高血圧気味なので、定期的に送っています。
取材班:たしかに!これなら老若男女誰にでもオススメできますね。
川端さん:お子さんと一緒に食べるという方もけっこういらっしゃいます。「ママの休食」は塩分控えめで味付けが優しいので、小さなお子さんにも安心して召し上がっていただけますよ。
取材班:ボク、たまに友人のご家庭の出産祝いで何を贈ろうか迷うことがあるのですが「ママの休食」をギフトで送れたらすごく喜んでもらえそうですね!
川端さん:そうですね!ママを気遣った出産祝いは本当に喜ばれると思います。実際ギフトの利用も非常に多いので、ぜひご活用ください。
人気のメニューは?
市村先生:メニューも種類がすごくたくさんありますね。
川端さん:はい。毎日食べてもらえるように、現在メニューの種類を増やしているところです。そして常に新しいメニューの開発も続けています。
市村先生:なるほど。
川端さん:理想的には学校の給食のように3ヶ月くらいのルーティンで回していきたいなと考えています。例えば、3ヶ月で20種類のメニューを提供して、次の3ヶ月はまた新たな20種類、年間トータルで60〜100種類近くのメニューを提供できて、その上で在庫には問題がないという状態をつくれたらなと思います。
取材班:そうなれば、食べる側も常に新鮮な気持ちで食べられますね。
川端さん:あとお弁当にデザートが入っていると喜んでくれる女性が多いです。以前は「ずんだ餅」を入れたことがあるのですが、これなら葉酸も取れるしお客さんにも喜んでもらえます。今はちょっとメニューから姿を消しているんですけど、ご要望の声もけっこう多いので復活させたいなと思っています。
取材班:人気のメニューを教えてください。
佐藤さん:まず「サバの香味焼き」が人気ですね。その他には、鶏肉のメニューも人気です。特に唐揚げのメニューは冷凍なのにおいしいと評価いただいています。またカレーやハッシュドビーフもご要望が多いですね。あとは終売しちゃったのですが、ヤンニョムチキンも人気でしたね。
あと、うちの稲葉は「回鍋肉(ホイコーロー)」のお弁当が大好物です。
稲葉さん:大好きです!男性の私でもしっかり満足できます。
佐藤さん:ドライカレーもすごい人気が高いですね。全体的に「ママの休食」はご飯の満足度が高いです。
取材班:人気メニューの傾向ってあるんですか?
佐藤さん:ご家庭だとつくるのに手間がかかるメニューが人気ですね。ハンバーグとか、野菜をふんだんに使った料理とか。だから「ママの休食」では、なるべくご家庭でつくるのが大変なメニューを提供できるように心がけています。
市村先生:メインのおかずだけではなく副菜も美味しいのがすごいですね。市販のお弁当の副菜っておざなりになっちゃっていることが多いのに。
川端さん:「ママの休食」を愛用してくれているママさんたちって舌が肥えている方が多いんですよ。だから副菜1つにしても絶対に手は抜けないですね。
市村先生:例えば、このほうれん草にしてもエグ味がしっかり抜かれている。エグ味を取るのってそれなりに大変ですよね。
佐藤さん:野菜のエグ味もそうですし、匂いも厳しくチェックしているので、特に魚や豚などを扱う際には、臭みが出ないように下ごしらえなどには特別気を使いますね。
市村先生:たしかに!先ほど食べたハンバーグも全く臭みがありませんでした。
佐々木さん:お魚をつかったメニューも充実しているのが素晴らしいですね。私も栄養指導でお魚を食べるように指導することが多いのですが、肉と比べてお魚は「どう料理していいかわからない」という方が多いんですね。「難しかったら焼き鮭が手軽でいいですよ」とはお伝えしているのですが、ずっと焼き鮭だけを食べ続けるわけにもいかないですからね(笑)。
取材班:たしかにお魚って食べるのが嫌いな人は少ないと思うのですが、肉と比べて調理が大変だから避けてしまうという方は多いでしょうね。
佐々木さん:そうなんですよ。だから「ママの休食」のように、気軽かつ安心安全なお弁当でお魚を食べられるのはすごく良いと思います。
川端さん:現在、お魚は種類によっては価格の変動が激しいので、確保するのが難しい面もあるのですが、やっぱりメニューから外せないですね。
メニューの一部をご紹介
※下記全て500kcal以下
手ごね風粗挽きハンバーグ 大葉クリームソース
大人気の無添加ハンバーグと大葉クリームソースをあわせた一品。
手ごね風粗挽きハンバーグ デミグラスソース
あらびき肉を使用し、香ばしい焼き目をつけた手作り感と食べごたえのあるハンバーグ。
上品な甘みとコクの骨取り煮魚
お客様からのご要望の多かった煮魚の和定食メニュー。定番の煮付けは、温めた後に良い香りに包まれます。
豚肩ロースと彩り野菜の甘酢和え
さっぱりと食べられるように、甘酢和えにしました。豚肩ロースの旨みと甘酢和えの相性がいい一品になります。
鶏もも肉の旨照り焼きとドライカレー
鶏肉のおかずに合うように、優しい味わいのドライカレーに仕上げた一品。
若鶏の竜田揚げさっぱりレモン風味
もも肉を使っているため、ジューシーさと満足感はありながらも塩とレモンの爽やかさでしつこさのない味付け。
※上記以外のメニューでは500kcal以上のメニューもあります。
メニューの多くが500kcal以下
市村先生:この味わいと満足度で500kcal以下っていうのがすごい。女性にとっても嬉しいですよね。
佐藤さん:産前産後のママさん向けですので、カロリー計算もしっかり行なっております。最近は、母乳育児中のママさんから「もうちょっとボリュームが欲しい」という声もいただいているので、そういった方には「ベイクドドーナツ」も合わせてオススメしています。
取材班:「ベイクドドーナツ」について教えてください。
川端さん:「ベイクドドーナツ」は南魚沼の農家さんと共同開発した玄米粉100%グルテンフリーの揚げないドーナツです。揚げてないためカロリーも控えめで、もっちりとした食感とお米の甘み・風味が特徴です。
取材班:つまり玄米だけでつくったドーナツということですね。
「安さ」ではなく「品質」をお届けしたい。
取材班:今回は試食会にお招きいただきありがとうございました!市村先生も佐々木さんも大満足でしたね。
川端さん:ドキドキしましたが、喜んでいただけて良かったです。弊社は様々な産婦人科さんとやりとりすることも多いのですが「鎌ヶ谷バースクリニック」さんのように、専属の管理栄養士さんがいる産婦人科はかなり少ないです。
取材班:そうだったのですね!我々は市村先生とやりとりさせてもらうことが多いので、産婦人科クリニックには専属の栄養士さんがいるのが当たり前だと思っていました(笑)。
川端さん:我々と関わりがあるところだと「鎌ヶ谷バースクリニック」さんだけですね。それだけ患者さんの「食」を大切に考えている証拠だと思います。
市村先生:ありがとうございます。私自身も美味しいものを食べるのが好きなので「鎌ヶ谷バースクリニック」でのお産を選んでくれた方には、絶対に美味しくて身体にいいものを食べてほしいと思っています。
取材班:川端さん、そのお腹は、もしかして・・・。
川端さん:そうなんです。現在妊娠中でして、正に私自身が「産前産後のママ」なんです。
取材班:おめでとうございます!代表ご自身が妊婦さんだと「ママの休食」の説得力が高まりますね(笑)。最後にこの記事を読んでいる方にメッセージをお願いできますか?
川端さん:「ママの休食」は決して安い価格ではありません。「産前産後のママ」の健康・美味しさを追求する上で、着色料・香料・人工甘味料・化学調味料・保存料は使用せずに、栄養豊富で美味しいお食事をお届けするとなるとどうしてもこの金額帯になってしまいます。
私たちがお届けしたいのは「安さ」ではなく「品質」ですので、お弁当のクオリティの高さには絶対の自信があります。産前産後の食事にお悩みの方は、是非とも一度お試しください。
「ママの休食」ブランドサイト
ブランド概要
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ママの休食
管理栄養士である川端史紀さんが立ち上げたママ向けの宅食サービス。「休食」という言葉には「休む(適度な休養をとる)」「給食のような栄養バランスの取れた食事をとる」という2つの意味が込められています。
運営会社
企業理念
VISION:おいしく食べつづけて、いつのまにか健康に。
MISSION:たいせつなひとの、食と栄養のパートナーでありつづける。
代表取締役
川端 史紀(管理栄養士)
事業概要
ママ向け宅食ブランド「ママの休食」の運営・食品開発支援サービス
所在地
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町9-8 KN渋谷3ビル 2F
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