オーストラリア在住永易まみさん【前編】水中分娩で出産、6時間後には退院。
ワーキングホリデーで訪れたオーストラリアで国際結婚、そのまま住み続けて12年という永易まみさん。出産しようと思っていた病院で水中分娩ができると知り、1人目は水中分娩を選択。2人目では無痛分娩も経験されています。貴重な水中分娩の経験談をはじめ、オーストラリアと日本の出産事情や文化の違いもお聞きしました。
【基本data】
■name/永易まみさん
■年齢/39
■お住まいのエリア/オーストラリア ブリスベン
■家族構成/夫+妻+子ども(2人)
■出産施設/Royal Brisbane and Women’s Hospital / Redcliffe Hospital
■分娩回数/2回(水中分娩1回、無痛分娩1回)
■出産時支払い費用/なし(オーストラリアでは国が費用を負担)
■分娩実施時期/2017年9月(水中分娩)、2020年2月(無痛分娩)
取材時期:2024年8月
レストランの皿洗いからのスタート

interviewer:本日はよろしくお願いします。
永易まみさん:よろしくお願いします。
interviewer:今、日本は午前11時ですが、オーストラリアは何時ですか?
永易まみさん:午前10時です。
interviewer:あ、時差は1時間なんですね。勝手に10時間くらいあると思っていました(笑)
永易まみさん:そうなんです。今住んでいる州の時差は1時間だけなのですが、他の州に行くと、季節によってはサマータイムで2時間になったり、国土が広く場所によっては時差が1時間半だったり、よくわからない部分もあります。
interviewer:なるほど。
永易まみさん:ただ季節は日本と真逆なので、今、真冬ですごく寒いです。
interviewer:今住んでおられる州から日本まで、飛行機では何時間くらいかかりますか。
永易まみさん:今いるブリスベンから日本まで、直行便で9時間から10時間くらいです。日本に帰るのに時間はかかりますが、時差がないのは楽ですね。
interviewer:ブリスベンは地図で見ると、オーストラリアの右側の真ん中あたりなんですね。
永易まみさん:気候的には温暖で暮らしやすい場所です。でも観光地ではないので「ここに来たい」という人はそれほどいないですね。
interviewer:地元の人が暮らす街という感じですか?
永易まみさん:そうです。「第3の都市」のような中途半端な規模感で、ローカルの人が普通に仕事している街です。
interviewer: オーストラリアに住んでどれくらいになりますか?
永易まみさん:12年です。居心地がよくて、何となく住み続けてしまっている感じです。
interviewer:住むきっかけは何だったのですか?
永易まみさん:元々はワーキングホリデーでオーストラリアに来て、1年で帰るつもりでした。でも今の夫に出会って国際結婚したので、そのまま居座っているという、よくあるパターンかもしれません(笑)
interviewer:なるほど。夫さんはオーストラリアの方ですか?
永易まみさん:夫は香港生まれで、今はオーストラリアの市民権を持っている人です。
interviewer:永易さんが行かれた当時は、ワーキングホリデーの人が世界中からバンバン来ている感じではなかったのでしょうか?
永易まみさん:そうですね。日本人もそれほど多くなかったです。今、日本からのワーキングホリデービザの申請数が過去最高というデータが出ているので、日本人もかなり増えていると思います。働く場所として選びやすい日本食レストランも、倍率が高くなっています。
時間を守らない、家が普通に建たない。

interviewer:オーストラリアに住んで感じた「日本との違い」はありますか?
永易まみさん:日本はすごく便利ですよね。何でも揃うし、安いし、質もいいと感じます。「あたり前基準」が高いです。おそらく日本に住んでいるとあまり気づかないでしょうね。一方、オーストラリアは不便です。今はそれもあたり前にはなっていますが、例えば宅急便は時間通りに来ないし、再配達という素晴らしいサービスもありません。「いなかったんだから取りに来いよ」みたいな(笑)
interviewer:えっ、そうなんですね。
永易まみさん:時間は守らないのがあたり前で、日本が守りすぎている感覚です。
interviewer:なるほど。
永易まみさん:オーストラリアでは新築で家を建てることもリスクが高くて、天井にひびが入っていることも普通にあります。他にも水道管が破裂するかもしれないし、壁に穴が開くかもしれない。だから中古住宅の方が「誰かが住んだ」という証がある分、価値も高くて人気があります。日本人の「あたり前のように家が建つ」という感覚とは全く違います。
interviewer:すごい、そんなに違うものなんですね。
永易まみさん:うちは新築で家を建てましたが、幸いきちんと進めてくれる業者でした。普通はそうはいかず、近くに住む友だちは、途中で施工が止まって2年くらいになると言っています。
interviewer:2年ですか!?
永易まみさん:施工会社が倒産して、保険会社が次の施工会社を探しているようです。いろいろと進めるのに時間がかかっているようで「これが、オーストラリアだなぁ」と半ばあきれていて。日本であたり前にできていることが「素晴らしい」という感覚になりますね。
社会全体で子育て、1人でがんばらなくていい。

interviewer:日本よりも、オーストラリアの方が快適だと思うところはありますか?
永易まみさん:日本は全体的に物事の水準が高いこともあって完璧主義な人が多いけれど、オーストラリアは、みんなが完璧を求めないから住みやすいと思います。「別にそれでいいんじゃない?」というリラックスした雰囲気で。だから生きやすい感じがするし、時間もゆっくり流れています。あと子育ても断然しやすいと思います。
interviewer:そうなんですね。
永易まみさん:私は日本で子育てをしたことはないのですが、一時帰国した時に、うちの子が電車の中で歌を歌っていると「うるさい」と言われて。オーストラリアだったら「すごい!歌が上手いね」と車内のみんなに褒められます。
interviewer:確かに、日本では「親が黙らせないと」という空気になりますよね。
永易まみさん:そうなんです。親としては「騒がしくしてすみません」という気持ちになります。日本では「子育ては親がするもの」という感じですが、オーストラリアは、社会全体で子育てしている感覚があって「1人でがんばらなくていい」と思えます。
interviewer:それはいいですよね。日本でもここ20年で「子育てに参加するお父さん」が増えたと感じますが、そのあたりはオーストラリアに近づくといいなと思います。
永易まみさん:そうですね。オーストラリアでは、子どもの送迎はパパの方が多いと感じます。うちもどちらかというと夫の送迎の方が多いです。
interviewer:男性の送り迎えが多い理由は何かあるのでしょうか?
永易まみさん:共働きがあたり前だからでしょうか。男性も女性も同じように、普通に働いているという感じです。
interviewer:「どちらかが養う」といった感覚はないということですね。
永易まみさん:そうです。うちの夫は病院のIT関係の仕事をしていますが、上司は女性です。CEOが女性の企業もあるし、学校の校長先生は基本的に女性です。多くの女性が働く環境では、やはり女性リーダーが多いと思います。
interviewer:そういうことなんですね。
永易まみさん:そもそも仕事の役割に「男性でないと」とか「女性でないと」という概念がなく、本来の意味での平等です。その仕事に適した人が役割を担うから、おそらく家庭の中でも、 男性が動ける時間であれば男性が送迎すればいいという感覚です。日本とは「これがあたり前」の感じや、家事など女性が担う役割の価値観も違うような気がします。
interviewer:日本でもようやくそこに気づいてきたけれど、またまだという感じですね。
永易まみさん:そうですね。でも男性が育児に意欲的になっているのはいいことだと思います。
下半身が浮いて、極限のリラックス状態に。

interviewer:では、いよいよ水中出産の話を伺いたいと思います。アメリカでは水中出産する人が一定数いると聞いたことがありますが、オーストラリアでは、水中出産は一般的なのでしょうか?
永易まみさん:いえ、珍しいと思います。無痛分娩がほとんどで、あとは自力で出産が難しい場合などで帝王切開をするかの2択です。
interviewer:なるほど。
永易まみさん:私が選んだナチュラルバース(自然分娩)では、普通に分娩台で産む以外に水中分娩の選択肢があったのですが、選ぶ人はそれほど多くないです。しかも水中出産に必要なジャグジーは、ナチュラルバースを勧めている病院にしかないので、そもそも水中出産ができる施設自体も限られています。
interviewer:そうなんですね。
永易まみさん:ジャグジーは部屋ごとにあって、病室というよりはホテルのようなスペースです。分娩台ではなく、クイーンサイズぐらいのベッドが1つとジャグジー、あとは緊急用に医療的な機械が置いてありました。
interviewer:高級ホテルみたいな感じですね。
永易まみさん:はい。家族が付き添う時に座れるようなリクライニングチェアもあります。
interviewer:水中出産でジャグジーに入るのは「陣痛が来た」というタイミングですか?
永易まみさん:最初の陣痛では入りません。例えば12時間陣痛があると水中で皮膚がふやけてしまうので「いよいよ生まれそう」というタイミングで入る感じですね。その時に水温も温めてくれます。
interviewer:なるほど。日本の通常パターンだと、ベッドの上でイキむ感じで、呼吸指導もありますよね。水中だとそういうのも難しいと思うのですが。
永易まみさん:特に下半身がふわっと水面に浮いて極限にリラックス状態になっているので、イキまないといけない部分にグッと集中できる感覚です。
interviewer:そういうことですね。
永易まみさん:もちろん陣痛が来るので、痛い時があったり、落ち着いたりと、波はあるのですが、一応体はリラックスできているから、集中しやすかったと思います。
interviewer:お友だちで水中出産をした人はいますか?
永易まみさん:いえ、周りでも聞いたことがないです。
interviewer:そのような中で、なぜ水中出産を?
永易まみさん:私が行ったホスピタルで「水中分娩もできるよ」と言われて「え、何これ?ウォーターバースって何ですか?」と好奇心をもったところからです。
interviewer:産もうと思った病院で、水中出産のプランがあったということですね。
永易まみさん:そうです。初産で何がいいのかわからなかったのですが、ホスピタルツアーのような感じで部屋も案内してもらって「こういうところで産むんだ」と見ていると、水中出産をやってみたい気持ちになりました。
interviewer:その病院では普通に分娩台で産むこともできたのですか?
永易まみさん:はい。分娩台もあって、その場合はみなさん無痛分娩を選びます。
interviewer:水中出産の場合、麻酔はしないのですか?
永易まみさん:しないです。一応痛みを取るための処置はあるのですが、効きそうになくて断りました。陣痛がめちゃくちゃ痛かったのですが「今から無痛分娩にするなら、病棟を移動しないといけない」と言われて「もうここまで来たから水中出産しよう」と思いました。
水中に向けてスポーン!のはずが。

interviewer:いわゆる計画分娩ではなく、陣痛が来てから病院へというパターンだったのですか?
永易まみさん:そうです。もし病棟が空いてなかったらできないと事前に言われていて、承諾していました。
interviewer:なるほど。陣痛が来てから病院に行って産むまでの実際の流れは?
永易まみさん:そこはみなさんと一緒だと思います。チクチクした痛みが来たので、病院に電話して「その状況なら、病院に来る準備をしてください」と言われて。夕方くらいに夫に車で送ってもらって病院に行きました。でも一旦陣痛が止まって、家に帰されてしまいました。
interviewer:そうだったんですね。
永易まみさん:そこから数時間後に「やっぱり痛い」となってまた病院に行って、入院になりました。そこからオーバーナイト(夜通し)で出産が始まった感じです。
interviewer:お話を聞くと、本当に産むのが水中というだけで、それ以外は一般的な出産と全く変わらないですね。
永易まみさん:産む場所が、地上か水中かというだけだと思います。
interviewer:でも、赤ちゃんが生まれた瞬間は、水の中ですよね。誰がドボンと入って赤ちゃんを取り上げるのですか?
永易まみさん:それが、申し訳ないのですが、最後の最後で私は地上に上がったのです。
interviewer:えっ?そうだったんですね。
永易まみさん:最後に子どもの血圧に異常が見つかって緊急状態になりました。「このまま水中で産むと、すぐに処置できないから上がって」と言われたので、子どもの頭が少し出ている状態で2、3歩歩いて、そこでスポーンと出産しました。
interviewer:おぉ、すごい!
永易まみさん:その後の処置で子どもに問題はありませんでした。ただ、本来は水中へスポーンと行くはずでしたが、最後だけが地上での出産で、ベッドに行くのも間に合わずそのまま床で出産しました。少しミックスしてしまった感じです。
出産して6時間後に退院、歩いて帰る。

interviewer:水中出産といえば、アメリカの人が庭の大きなプールで産むようなイメージがあるのですが、実際にはどれくらいの広さでしたか?
永易まみさん:温泉施設によく2〜3人用の泡風呂がありますよね。それと同じような広さのジャグジーでした。
interviewer:なるほど。ちなみにオーストラリアは、日本に比べると土地も家も広いイメージですがどうですか?
永易まみさん:そうですね、日本と比べると広い家の方が多いと思います。もちろん日本と同じようなアパートもありますが。
interviewer:庭にプールがあるのは、結構普通のことですか?
永易まみさん:うちにはないですが、一軒家でも、マンションでも、プールがある家は多いですね。
interviewer:とはいえ、自宅で水中出産する人は、さすがに少ないのでしょうね。
永易まみさん:はい、聞いたことがないです(笑)。出産に慣れていて、助産師さんが家まで来てくれる人であれば、あり得ると思います。ただ、医療的措置ができないから、そのリスクを理解している人ということですね。
interviewer:水中出産で、体がリラックスできること以外によかった点はありますか?
永易まみさん:もしかしたら無痛分娩と共通するかもしれませんが、母体の回復は早いと思います。
interviewer:そうなんですね。
永易まみさん:オーストラリアでは、基本的に出産してから6時間後にはもう退院なんですよ。
interviewer:えっ、産んで6時間後ですか?めちゃくちゃ早いですね。
永易まみさん:日本ではみんなに「6時間では歩けないよ」と言われますが、私は普通に歩いて戻っていました。そこからショッピングセンターに行けるぐらいの体力はあった気がします。元々持っている体力なのかもしれませんが、母体への負担も軽かったのかなと思っています。
interviewer:無痛分娩を経験した人が、力んでないから体の痛みが少なくてよかったと言われるのと同じで、水中出産のリラックス状態で力みがなかったのかもしれませんね。
永易まみさん:それはあると思います。
interviewer:エビデンスがあるわけではなく、ただの想像なのですが、水中に入ることでリラックスするホルモンみたいなものが出るのかもしれませんね。
永易まみさん:確かにホルモンの分泌に作用するかもしれません。重力に関係なく体が浮いている感じなので、そういう意味では楽だったと思います。
interviewer:ベッドで力を入れたら、自分で関節に負荷をかける状態になるけれど、水中では押さえつけるものがないですよね。
永易まみさん:はい。だから、途中で水から上がって歩かないといけない時はすごく大変でした。もう全身で重力を感じましたね。
日本とは違う、産後の過ごし方。

interviewer:生まれた時や出産に関わるお祝いの仕方で、オーストラリアと日本での違いはありますか?アメリカでは出産を控えた妊婦さんのために「ベビーシャワー」というパーティーをするそうです。
永易まみさん:そうですね、オーストラリアでもベビーシャワーでお祝いします。その前にお腹の赤ちゃんの性別を発表するパーティーもあります。
interviewer:あ、聞いたことがあります。
永易まみさん:あと出産後に、母親から「1ヶ月は家にいなさい」と言われましたが、日本は安静があたり前ですか?
interviewer:基本的には、実家や自宅で1、2か月は過ごさないといけない感じはありますね。
永易まみさん:私は産後1週間とか2週間でショッピングセンターに子どもを連れて行って、親に怒られました。「なんていうところに!」と言われて「え?ダメなの」と思いました。
interviewer:確かに日本では、産後1ヶ月までの赤ちゃんを外に出すのは推奨されていない気がします。
永易まみさん:私もそう思っていたのですが、オーストラリアでは、生まれたばかりという感じの小さい赤ちゃんを抱っこしてスーパーで買い物している人もいて、それがあたり前だと思い込んでしまったのかもしれません。
interviewer:オーストラリアでは、病院で助産師さんから「1ヶ月は家で」など言われることはないのですか?
永易まみさん:はい。言われなかったので、1ヶ月は出さないといった感覚が全くありませんでした。私も元気だし、家にこもる方がしんどいと思って、子どもをベビーカーに乗せてレストランに行ったりしていました。
interviewer:国によって考え方も違うんですね。
永易まみさん:他に、水中分娩した時は6時間で退院はしますが、その後助産師さんが1週間くらいほぼ毎日「大丈夫?」と家に来てくれました。
interviewer:手厚いですね!例えば1時間くらい診てくれる感じですか?
永易まみさん:そうですね。出産前の定期検診から出産後まで、ずっと同じ担当の方がフォローしてくれて、母乳の相談にも乗ってくれます。1週間過ぎると「まだ訪問した方がいい?」と聞いてくれて「大丈夫」と答えたら、初めて「退院」という言葉が出てきました。
出産までにエコーは2回だけ、満足度を上げるサービスはない。

interviewer:オーストラリアの保険事情や出産費用はどうですか?
永易まみさん:費用は全くかかりません。
interviewer:1ドルもかからない?
永易まみさん:はい。病院に行っても、受付して診てもらって、終わったら次の予約を取るだけで、お金を払うという行為がありません。
interviewer:国が費用を出してくれるということですか?
永易まみさん:そうです。国が全額負担してくれるので、自然分娩はもちろん、水中分娩でも費用はかかりません。記念にしたいという理由で、特別なエコーを撮る場合に費用がかかるくらいでしょうか。
interviewer:なるほど。
永易まみさん:日本だとエコーを何回もするようですね。
interviewer:はい、何回もします。(※病院によって異なります)
永易まみさん:オーストラリアでは出産までに、おそらく1回か2回しかエコーをしません。初期の段階に1回と、あと出産直前に1回くらいでしょうか。だから日本のように「今〇週ですよ」と段階的に確認できる楽しみはないですね。
interviewer:そうなんですね。
永易まみさん:むしろ安心感を与えるサービスのような気もしますね。オーストラリアでは産むために必要なことしかしないので、満足度を上げるサービスはありません。
interviewer:近年の日本の産婦人科クリニックは集客のためにホスピタリティ・サービスに力を入れている印象があります。オーストラリアでは、出産の時に1泊もしないとなると、食事も出ないということでしょうか?
永易まみさん:食事は、サンドイッチなど軽食だけはありました。しかもオーストラリアの食事は美味しくないから、出産後は、ずっとがまんしていたお寿司を夫に買ってきてもらって食べました。
interviewer:お寿司は生ものですからね。
永易まみさん:そうなんです。ちなみに出産後に6時間病院にいるのは、母体のためというよりは、子どものいろんな検査に時間がかかるからという理由なんです。私は2時間後には早くも家に帰りたいという感じでした。
interviewer:なるほど。ありがとうございます。また2人目の出産についても聞かせてください!
後編へつづく
永易まみさんの著書はこちら
今回インタビューにご協力いただいた永易まみさんは、2児の母でありながら、「株式会社ワーケーション」の代表としてもご活躍中です。そんな永易さんの仕事術について書かれた著書が、現在Amazonで販売されています。詳しくは下記を御覧ください。

Amazonにてこちら
周りに合わせることなく自分がワクワクすることが「強み」となりクリエイティブなことができるようになります。それこそが、自分にしか出せない唯一無二の個性となり、自分が生きている存在価値となっていくのです。これに気づいてほしい、あなたの魅力に気づいてほしい。そんなきっかけの本になれればと思います。
◾️これからの働き方〜豊かな人生を送るヒント〜
◾️華やな職歴の結末はドクターストップ、皿洗いから再スタート
◾️苦手な分野の乗り越え方
◾️なぜDAOにこだわるのか
プロフィール
永易まみ (ながやすまみ)
株式会社ワーケーション代表
株式会社ワーケーション代表 永易まみ。会社の名前の由来は、世界中のホテルを自分のオフィスにしたい、どこでも働けるスタイルにしていきたいという思いで Work & Vacation を掛け合わせた造語ワーケーションから株式会社ワーケーション。
きっかけは家族旅行先がオフィスになりたいという思いから「グローバル女性リーダーを育てる会社」として、メイン事業はイベント企画、プロモーションサポート事業を行う。
著名人や企業さまのセミナー主催をフリーランスチームともにプロジェクトを作り上げる。
その過程において、メンバーたちの人間力を磨き、リーダーシップを身につけるOJT型の教育を取り入れている。自社主催のイベントを行っており、女性活躍や多様性推進のイベントも2022年から年に一度ミッドタウン日比谷の会場を借りて世界とつなげていっている。
またその他の事業としては、ビジネスコンサル、そしてビジネスコミュニティの運営および軌道。この時代に合わせた絆をベースにした経験、哲学を軸にした女性たちのビジネスコミュニティを運営。働き方の特徴として、世界各国に住む女性たちが、好きな時間に好きな場所でフリーに働いていくという。Web3のDAOやティールのような組織を目指して言われたことをやるビジネス型の組織ではなく関わる人が個性や強みを伸ばし自走的に動いていく分散型自律組織を実現している日本ではなかなか見られない珍しい組織形態を採用している。海外在住のグローバル視点や価値観が基になっているため実現できるモデル。
どんな場所、どんな境遇でも、社会貢献も高く、やるべきことを達成していれば OK という方針。子供たちに継承したい社会を創るという理念のもと、思いに共感した女性やママとともに世界で活躍する女性リーダーたちの育成に力を入れている。
キャリアでも仕事か子育てで悩まず、両方手に入れることもできる世の中を当たり前にしていきたい。「日本の常識をぶち壊す新しい働き方や当たり前を作っていく」会社として活動する。