【まとめ】無痛分娩のメリット | 体験者が語ったメリット
無痛分娩PRESSには多くの無痛分娩の体験談が掲載されています。これらの記事にはさまざまな視点で体験者ならではのリアルな声が書かれています。記事の隅々まで読む価値があるものですが、どの体験談も詳しく丁寧に書かれているため文章の量が多くなってしまいます。その中でこの記事では「無痛分娩のメリット」について端的にまとめて記載します。「無痛分娩のメリットについてざっくり概要を知りたい!」「気になる体験談をサッとチェックしたい」「自分の状況と同じ体験談を知りたい」このような方はぜひご覧になってください!
無痛分娩のメリット1|出産の実感を得られる
無痛分娩を行うことによって出産時の痛みをなくすことができます。
そのため「生まれる瞬間をより実感できる」といった感想が多く寄せられています。
「痛みでいつ生まれたかわからなかった・・・」
「早く出てきて・・・と叫ぶようにしか思えなかった」
というような激しい痛みがないため。生まれる瞬間をじっくりと味わうことができます。個人差はありますが、痛みはなくても赤ちゃんが出てくる感覚はちゃんとわかったという方も多くいらっしゃいました。つまり無痛分娩はあくまで痛みを和らげるもので、身体の感覚が残っているのもひとつの特徴です。帝王切開のように全身麻酔ではないので、しっかりと産む瞬間を記憶することができます。
以下は体験談からの抜粋です。
あと、私は出産する時に、動画を撮影してもらっていたんですけど、出産する私自身も笑顔で生まれていく様子を見れていました。子どもが出てきた瞬間もすごくよく記憶に残っていますし。これもメリットの1つだと思います。
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35才・看護師 無痛分娩の体験談|分娩費用を安くするために私がしたこと
無痛分娩のメリット2|痛みがない
無痛分娩という名前の通り「痛みがない」もしくは「痛みが軽減した」というメリットです。
出産は非常に強い痛みと共にあるものです。その痛みをただ無くすのではなくコントロールできることが無痛分娩のメリットです。
多くの院で採用されている無痛分娩の方法では、妊婦自身が麻酔のコントロールをすることが出来ます。そのため「痛み」というごく主観的な感覚を医師だけにたよらず、自分の感覚で行えることが大きな特徴です。
痛みがない出産ができること。これは非常に大きなメリットです。
以下は体験談からの抜粋です。
interviewer:Hさんはご自身が産婦人科の先生なので、無痛分娩についての知識は十二分にあったと思うのですが、ご自身が実際に体験されたことで、新しい発見などはありましたか?
Hさん:ありました!痛みがなくてビックリしました。私が以前勤務していた病院は無痛分娩をしていなかったので「無痛分娩と言っても、ある程度は痛みがあるんだろうな」というふうに想像していたんです。ところが、本当に一切痛みがなくてびっくりしましたね。あまりにも痛みがなさすぎて、出産が終わった後に先生に「どんな麻酔の薬を使っているのか」「どれぐらいの量を入れるのか」など詳しく聞いてしまいました。感動しすぎて。でも特別な薬を使っているとかそういうことではなくて、普通だったんですよね。麻酔科医の知識・技術によるところなのだと思います。
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無痛分娩のメリット3|出産の時に、より幸福を感じられる
出産時の陣痛はとても強く、その痛みに感覚や心まで支配されてしまいがちです。無痛分娩では麻酔の力を借りて痛みを和らげることによって「出産の実感」や「幸福感」を得ることができます。
以下は体験談からの抜粋です。
Kさん:メリットはとにかく幸福感を感じられること。幸福に溢れた出産という感じでしたね。痛みがないから冷静に「このタイミングでイキまなきゃ」とか「赤ちゃん頑張れ」とか思えて。なんだろう「辛いから頑張ろう」じゃなくて「早く会いたいな」「赤ちゃん頑張れ」とか素直に思えました。産んだ時も「やっと終わった」みたいな感想ではなくて、ほんとに100%感動。そういう気持ちになれたので、そこはとても良かったと思いますね。
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無痛分娩のメリット4|計画無痛分娩なら日程を決めて出産できる
安全な体制で無痛分娩を行うためには、麻酔医や産科麻酔医が分娩の場に同席しなければなりません。
そのため麻酔医とのスケジュールを合わせる必要がでてきます。麻酔医が少ない施設の場合、計画無痛分娩のみ可能という病院もあります。計画無痛分娩とは促進剤などを使い、予定した日に出産する手法です。
お産はいつ始まるかわからないものですし、突発的にはじまるものです。そのためそれを待っている妊婦さんのストレスは非常に大きいものです。
計画無痛分娩にすることによって、麻酔医のスケジュールも押さえることができ、いつお産ができるかということがわかるため、出産までの時間をリラックスして待つことができます。また、家族もお産に向けてスケジュールを立てやすくなります。
もちろん施設側の準備も万端であり、万全の状態で出産ができるため出産の人的リスクも低くなります。
以下は体験談からの抜粋です。
interviewer:無痛分娩のメリットだと思うところは、どんなところですか?
妻:そういう病院だったというのもありますが、あらかじめ日程を決めて出産できるのは私にとってはすごくよかったですね。あと、出産というものに冷静に向き合うことができました。「いまこういう状況だな」「いまこういうことが起きているな」というのを俯瞰して捉えることができました。助産師さんのアドバイスも冷静に耳に入ってくるので、焦ったりすることなく対応できましたね。
夫:計画的に産めるというのはすごいメリットだったね。ボクとしては「産む本人が苦しくない」っていうのが1番のメリットでしたね。1人目の時は、それはそれは痛がるわ、キレるわ、すごかったから。
妻:私にすごい八つ当たりされてたよね。
夫:それに関して言うと、1人目とは比較にならないぐらい楽だった。奥さんが落ちついていたし、穏やかだったし。
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無痛分娩のメリット5|リラックスして出産にのぞめる
出産は激しい痛みを伴うものですので、出産の前夜や臨月になると気持ちが忙しくなります。そのため例えば眠りが浅くなり、寝不足の状態でお産に臨んだという妊婦さんもいます。
無痛分娩は、その「痛み」が軽減されると事前にわかっているので、安心して出産にのぞめます。その安心感が出産前の生活にも影響し、コンディションの良い状態で出産に向かいやすくなります。
以下は体験談からの抜粋です。
夫:メリットは奥さんの不安が解消されるっていうことですね。妊娠中から、普通分娩だと「耐えれない、耐えれない」と言っていたので(笑)。
interviewer:そうなんですね。不安だったんですね。
夫:自分は立ち合えないし、そういう風に不安を訴えていたので、無痛分娩にしてそれが解消されるならその方がいいかなと思いました。
妻:立ち合いができないことで不安だったという意味ではコロナの影響は結構大きかったですね。あと、(看護師として働いている)主人が看護学生の時に産科の実習でお産に立ち会った時に、腕をめちゃくちゃ強く掴まれて痛かったっていう話を聞いて(笑)。
interviewer:ドラマみたい!
妻:それを聞いて、近くにいる看護学生の腕を思い切り握っちゃうほど痛いのか!とちょっとびびっちゃったところもありました。
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無痛分娩のメリット6|出産中のトラブルに冷静に対処できる
出産中や出産後に起こるトラブルは数知れません。
例えば逆子だったり、へその緒が赤ちゃんにひっかかっていたり、予想外のことが起こります。陣痛の痛みが長引き・さらに様々なトラブルに対処するときには、それに応じた処置が必要になります。処置によっては強い痛みを伴うケースもあります。
産婦人科医もなるべく早く対処を終わらせられるのが理想ですが、さまざまな原因があるなか正確な施術をすることは容易ではありません。
こういった時、無痛分娩ですと、既に麻酔が効いているため、処置に関する痛みもありませんので、妊婦さんも落ち着いた状態で処置を受け入れることができます。また産婦人科医の方でも妊婦さんに今の状況を冷静に説明しながら施術をすることができます。
このように余裕をもってトラブルに対処ができるのもメリットです。
以下は体験談からの抜粋です。
interviewer:「産後の処置でトラブルが起きた時も麻酔が効いているから痛みがない」というのはメリットですよね。
Mさん:そうですね。あとは出産前も定期的に子宮口チェックがあるのですが、私の場合はそれもすごく痛くて。でも麻酔を入れた途端、何も痛くないから、どうぞどうぞと。そのあたりもすごいと思いました。出産前の陣痛以外の痛い部分もまったくなかったです。麻酔がなかったら夫に逐一「今こうだよ」とか「何時頃にイキむかも」とか状況を伝えることもできなかったでしょうね。あと、友だちとくだらないLINEもして、アホみたいな会話で気が軽くなってとかもありましたし。そういった、痛み以外のところでもすごくメリットは感じました。
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大田区 Mさんの無痛分娩体験談|38歳の高齢出産で無痛分娩を選びました
無痛分娩のメリット7|出産に前向きになれる
陣痛に耐えれるか?
また長時間の出産をするのか?
初めてのお産の方も2回目の方も「出産時の痛み」は多くの人を出産に対して消極的にします。無痛分娩を選択することによって「痛み」の恐怖から開放されて、出産に対して積極的になれる側面があります。
以下は体験談からの抜粋です。
Mさん:妊娠中のメリットで言うと「陣痛に耐えられるかな?」とか、そういうお産に対する恐怖がないので、出産に対するネガティブなイメージが消えて、前向きに出産に臨めるのかなと思いました。陣痛ってやはり未知の痛みですし、経験した人でも「もう嫌だ」って言うくらいの痛みですので。
interviewer:本当に未知ですよね。
Mさん:出産の時はもちろん痛みがないことと、副作用もなかったのは良かったです。なかには麻酔が体質的に合わずに嘔吐しながら出産する方もいて、そういう方は辛いのかなと思います。ただ、それでも痛みがないというのは大きなメリットでしょう。さらに、産後にある程度体力を温存できるというのはかなり大きなメリットだと感じました。出産がゴールではないので。
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助産師・千葉県Mさんの無痛分娩体験談|子ども2人を無痛分娩で産みました。