名古屋MKさん 浜松での里帰り出産/聖隷浜松病院
お1人目のお産では、ご自身の顔に記憶のない引っ掻き傷ができるほど壮絶な思いをされたMKさん。「2人目は絶対に無痛分娩にする」と決めていたそうです。「お誕生日は運命に任せよう」という想いから自然陣痛を待ってからの無痛分娩を選択されました。総合病院でのごはん事情についてもお伺いしています。
【基本data】
■name/MKさん
■年齢/妻_31
■お住まいのエリア/愛知県名古屋市
■家族構成/夫+妻+子ども(2人)
■出産施設/社会福祉法人聖隷福祉事業団総合病院聖隷浜松病院
■無痛分娩回数/1回
■無痛分娩費用/約27万円(基本費用55万円+無痛分娩費用14万円- 出産育児一時金-42万円)
■無痛分娩実施時期/2021年6月
取材時期:2023年10月
名古屋から静岡県浜松市に里帰り出産。
interviewer:本日はよろしくお願いいたします。
MKさん:こちらこそよろしくお願いいたします。
interviewer:MKさんは名古屋市にお住まいとお伺いしました。
MKさん:住まいは名古屋市なのですが、お産をしたのは静岡県浜松市になります。
interviewer:浜松市でお産されることになった経緯も含めて、いろいろと質問させていただきたいと思います。
MKさん:はい。
interviewer:それでは最初の質問ですが「無痛分娩」を知ったきっかけを教えて下さい。
MKさん:「無痛分娩」で産んだのは2人目なのですが、1人目のお産があまりにも苦しかったので「何か他に良い方法はないか」と調べたのがきっかけです。そして「無痛分娩」に行きつきました。
interviewer:なるほど。
MKさん:ググったり、今はInstagramのハッシュタグを駆使して検索することを「タグる」と言ったりしますが、そういう感じで調べました。2年程前のことですが、当時は今よりも「無痛分娩」に関する情報が少なかったように思います。
interviewer:お産をされた病院を教えてください。
MKさん:浜松市にある「聖隷浜松病院」で産みました。
interviewer:ご自宅は名古屋ということですが、どうして浜松市の病院でお産をされたのですか?
MKさん:私の実家が浜松市なので、里帰り出産をしたのです。
interviewer:なるほど。里帰り出産を選ばれた理由は何ですか?
MKさん:上の子と産まれてくる子との年齢差が1歳半と近いこともあって、産後に実家のサポートがないと難しいと思い里帰り出産にしました。ちょうどコロナ禍でのお産でしたので、県を超えての移動がしづらい状況だったことも理由の1つです。
interviewer:病院選びの経緯を教えてください。
MKさん:1人目も里帰りだったのですが、前回利用した病院では「無痛分娩」ができなかったので「無痛分娩」ができる病院を新たに探しました。浜松市内で「無痛分娩」ができる病院は少なく、さらに実家から妊婦健診に通える範囲に絞るとほとんど選択肢はありませんでした。
interviewer:「無痛分娩PRESS」でも「静岡県で無痛分娩ができる病院・クリニック一覧」をまとめたページがあるのですが、静岡県全体で「無痛分娩」ができる病院(厚生労働省のウェブサイトに掲載を希望した無痛分娩取扱施設)は6つで、そのうち3つが浜松市にありますね。
MKさん:個人病院で「無痛分娩」ができる病院が実家から通える範囲になかったのは残念でした。
interviewer:「聖隷浜松病院」で可能な無痛分娩は計画無痛分娩ですか?
MKさん:「計画無痛分娩」も選ぶことができますし、希望すれば自然陣痛を待ってもOKです。ちなみに料金は変わりません。どちらにしようかギリギリまで迷って、予定日の約1ヶ月前に自然陣痛を待つスタイルを選びました。
interviewer:なぜ自然陣痛を待つ方を選んだのですか?
MKさん:「計画無痛分娩」は予定の見通しがつきやすいので、上の子どもがいる場合や夫の仕事の調整などが必要な場合にはメリットが大きいと思います。しかし私の場合は里帰り出産ということで、周りのサポート体制が整っていたため自然陣痛を待つスタイルを選ぶことにしました。
interviewer:状況に合わせて好きな無痛分娩スタイルを選択できるのが良いですね。
MKさん:「お誕生日をこちらの都合で決めてしまうのもなぁ」という気持ちもありましたね。最終的にはお誕生日に関しては「運命に任せよう」と決めました。
interviewer:なるほど。
MKさん:あともう1つ理由がありまして、知り合いの娘さんが計画無痛分娩でお産をされたんですね。その方は入院してから2日間経ってもなかなか赤ちゃんが生まれなくて、決められた麻酔の使用量を超えてしまうため最後には麻酔を追加できなくなってしまったそうなんです。結局お産のピークの痛みを麻酔なしで味わうことになってしまったと聞いて「それは地獄だ・・・」と怖くなりました。
interviewer:それは絶対に辛いですね。
MKさん:そんな風になるよりは、自然陣痛である程度お産が波に乗ってから麻酔を使う方がいいかもしれないと思い、自然陣痛を待つことを選びました。
interviewer:「無痛分娩PRESS」でインタビューさせていただいた方の中にも、お産の途中で麻酔の管が抜けてしまって一瞬マックスの痛みを味わってしまったという方がいました。
MKさん:自然分娩ですと段階的に痛みが増していきますが、麻酔が切れていきなり味わう痛みは地獄なんじゃないかと思います。絶対避けたい事態です(笑)。
interviewer:お産はどのように始まりましたか?
MKさん:お昼過ぎに「少しお腹が痛いな」という感じで陣痛が始まり、17時半頃に入院しました。
interviewer:麻酔はどのタイミングで入れましたか?
MKさん:すぐには入れてもらえず、十分に子宮口が開くまでできるだけ耐えるように言われました。やっと麻酔を入れてもらえたのが夜中の12時で、深夜になってしまったため「深夜料金」がかかりました。
interviewer:なるほど。
MKさん:麻酔を入れるまでは普通に陣痛の痛みを体験しましたが「あぁ〜痛い。痛い。」という感じで、耐えられない程の痛みではありませんでした。夜中の1時頃には麻酔が効いて1時間ぐらい寝ることができました。
interviewer:痛みが和らいで眠ることができたのですね。
MKさん:目が覚めて、することがないのでネットショッピングをしていました(笑)。
interviewer:ではその時はもう痛みはなかったということですか?
MKさん:ありませんでしたね。麻酔を入れる前に陣痛に耐えていた時の疲れがあり、何もしていないと眠たくて寝てしまうので携帯を触って気を紛らわせていました。陣痛の進みが遅いとのことで陣痛促進剤を入れてもらったのですが、その後も痛みは本当にありませんでしたね。その後、約1時間間隔で麻酔を追加してもらいました。
interviewer:麻酔を使用している間、水分の摂取に制限はありましたか?
MKさん:ご飯は食べられませんが、水分はOKでした。飲料の種類については制限があったと記憶しています。
interviewer:炭酸飲料はNGというようなことでしょうか?
MKさん:はい、そういう感じです。お茶とお水を飲んでいました!足りなかったら看護師さんに頼めば自販機で買ってきてくれました!
interviewer:赤ちゃんが出てくる時はどのような感じでしたか?
MKさん:早朝4時頃に子宮口が約7cmまで開きましたが、その時も適度に麻酔が効いていて痛みは感じませんでしたね。赤ちゃんが出やすいように四つん這いになるよう指示をもらい、体勢を変えたら産まれそうになったのですが、先生がまだ到着していなかったので助産師さんが慌てていました。
interviewer:体勢を変えたことで、想定よりもスムーズにお産が進んだのですね。
MKさん:先生が到着するまで、助産師さんが赤ちゃんの頭を押さえていたので息子の頭頂部の色がくっきりと途中で変わっていました(笑)。ちなみに色は数時間でちゃんと元に戻りました。
interviewer:そんなことがあるのですね。
MKさん:体格のいい助産師さんが「もう少しで先生が到着するから、ちょっと待ってて〜!」という感じで(笑)。私自身は麻酔が効いていて身体の感覚があまりないので「え?もうすぐ産まれるの!?」という感じでしたね。その後すぐ、大きなオナラが出るような感じで「ボンっ」と産まれてきました(笑)。
interviewer:産まれる瞬間も痛みは感じなかったのですね。
MKさん:そうですね。麻酔が切れた後の痛みは少しありましたが、耐えられないレベルではありませんでした。
MKさん:退院する頃にはピンピンしていましたね。産後の身体へのダメージが1人目の時と全然違うと感じました。
interviewer:「無痛分娩」をすることについて、ご主人やご両親はどのようなリアクションをされましたか?
MKさん:「別にいいんじゃない」という感じでしたね。
interviewer:ご主人もご両親もですか?
MKさん:はい。
MKさん:夫も母親も、1人目のお産の時に立ち会いをしていて、その際に陣痛の痛みで私がとても苦しんでいる姿を見ていたので理解があったんだと思います。取り乱して夫を殴ってしまうというハプニングもあったくらいでしたので(笑)。「もしも次のお産があったら、絶対に無痛分娩で産みます」と当時から宣言していました。
interviewer:なるほど。
MKさん:ですので、実際に2人目のお産方法を決めた際には「そういう方法があるなら、むしろその方がいいわね」という感じです。
interviewer:殴られる心配もないですし(笑)。
MKさん:実際、1人目は自然分娩でしたが「自然分娩で産んだ子の方が愛情がある」ということはもちろんありません。2人とも私のお腹から産まれてきた子どもで、愛情の深さとお産のスタイルは全く関係ないです。
interviewer:おっしゃるとおりです。無痛分娩について不安や疑問はありましたか?
MKさん:事前にインターネットで調べて、分からない点については医師に直接質問しました。ですので大きな不安はありませんでしたね。あとは「実際にやってみないと分からない」という感じです。「聖隷浜松病院」はNICUもあるような大きい病院でしたので、万が一何かがあっても安心だと思えました。
interviewer:なるほど。
MKさん:無痛分娩の実績も多いと聞いていたので、その点も安心材料になりましたね。
interviewer:お産を終えてからの流れはどのような感じでしたか?
MKさん:1人目の自然分娩の時とあまり大きな違いはありませんでした。
interviewer:入院は何日間でしたか?
MKさん:4日間の予定でしたが、1日早く退院したので3日間です。
interviewer:なぜ1日早く退院されたのですか?
MKさん:上の子がいたので早く帰りたかったということもありますが「特にやることもないし」という感じでした。入院費用もかかるので「少し早く帰らせてください」と言って早めに退院することにしたんです。
interviewer:ちなみにお1人目のお産の時は何日間入院されましたか?
MKさん:5日間です。会陰がひどく裂けてしまって、回復に時間がかかったので退院が1日伸びたんです。
interviewer:お2人目の時はスムーズに退院できてよかったですね。
MKさん:そうですね。
ご飯の量が足りなくて、こっそりお菓子を食べ過ぎてしまいました。
interviewer:「聖隷浜松病院」の良かったと思うところを教えてください。
MKさん:大きい病院で安心できたという点でしょうか。
interviewer:「聖隷浜松病院」について不満な点はありましたか?
MKさん:やはり総合病院ということで、ご飯があまり美味しくなかったのは残念なポイントでした。
interviewer:確かに、総合病院で「ご飯が美味しかった」という話はあまり聞かないかもしれません。
MKさん:総合病院を選択した時点でご飯は期待できないことは分かっていたので、一応覚悟はしていました(笑)。産院ですと、今は美味しいご飯を売りにしているところも多いですよね。1人目を産んだ病院のご飯はとても美味しかったので余計にギャップを感じてしまいした。
interviewer:他に何か気になる点はありましたか?
MKさん:助産師さんが初産の方のサポートで不在になりがちだったのですが、私は一人で仮眠したり携帯ゲームをしたりと好きに過ごすことができたので良かったです。しかし、不安でそばにいてほしいタイプの妊婦さんには少し物足りないかもしれないと思います。
interviewer:「無痛分娩」で痛みがない分、待機時間の過ごし方にも余裕が出てきたのですね。
MKさん:そうですね。「サポートが必要な方を優先してください。何かあったら呼ばせていただくので私は大丈夫です。」という感じの余裕がありました(笑)。ちなみにスタッフさんはみなさん親切でした。
interviewer:「もっとこうしておけばよかった」と思うことはありますか?
MKさん:お産の前にしっかりご飯を食べておけばよかったです!
interviewer:ほうほう。
MKさん:陣痛が来たタイミングで、慌てて病院に行かず焼肉やラーメンを食べてから行けばよかったなと思います(笑)。
interviewer:結構ガッツリ系のメニューですね!
MKさん:お産は体力勝負なので(笑)。「麻酔を入れた際に嘔吐しないように」と思って何も食べずに入院したのですが、お腹が空いて辛かったです。「お産よりも空腹が一番辛かった」と思うくらいでしたね。陣痛が来てからごはんを食べていいかどうかは産院によるので、基本ダメだと思いますが。計画無痛だと陣痛に耐えなければいけないですし、お腹が減っていたら頑張れないので、、、(笑)
interviewer:麻酔をしている間はご飯は食べれないため、お産が長引くと大変なのですね。
MKさん:お産を終えて、やっと朝ごはんが出てきた際には「よっしゃきた〜!」と、とても嬉しかったです(笑)。ところが量が少なくて「えっ!これだけ?」とショックを受けました。やっとご飯が食べれると思ったのに、もうガッカリです。「この2倍は食べれるな」と思いました(笑)。
interviewer:量が全然足りなかったのですね。
MKさん:結局病院のご飯だけでは足りず、持ってきたお菓子をこっそり食べました。入院中は全体的にご飯の量が物足りなくて、空腹をお菓子で補っていましたね。そうしたら退院してから乳腺炎になってしまって大変な思いをしました。
interviewer:それは大変でしたね。
MKさん:熱が数日続いて、おっぱいも岩のようにカチカチに固くなって痛くて本当に大変でした。お産よりも辛かったです!
interviewer:えー!そこまで悪化してしまったのですね。授乳中に甘いものはよくないのでしょうか?
MKさん:体質にもよりますが、母乳をあげている最中は甘いものは控えた方がいいと聞きますね。1人目は乳腺炎にならなかったので、油断して誕生日ケーキなども普通に食べてしまったのでそれもよくなかったのだと思います。
interviewer:病院のご飯の量が十分であれば、お菓子を食べ過ぎることも防げたかもしれませんね。
MKさん:同じように総合病院でお産した友人たちも、満足度を補うためにお菓子を持参したと言っていました。
interviewer:大きい病院ですと、院内のコンビニで軽食を調達できますか?
MKさん:お産の直後は動けないので、付き添いの家族がいない場合は病院に向かう途中のコンビニ等で調達しておくことをオススメします。
お産は「ゴール」ではなく「スタート」です。
interviewer:「これはやっておいてよかった」ということがあれば教えてください。
MKさん:産後1ヶ月間は湯船に浸かることができないので、入院する前にお風呂に入っておくことでしょうか。私は陣痛が来てから「イテテテテ」となりながらも「今を逃したら、これから1ヶ月はお風呂に入れないぞ」と思ってお風呂に入ってから病院に向かいました(笑)。上の子は冬生まれだったのですが、寒い時期に1ヶ月間シャワーのみで過ごすのは結構辛かったです。
interviewer:産んでから1ヶ月間は湯船はダメなのですね。
MKさん:1ヶ月健診でOKが出るまではシャワーでと言われますね。
MKさん:「陣痛の最中にお風呂なんて」と思うかもしれませんが、湯船に浸かることでお産が進むと助産師さんも言っていましたのでオススメです。家でお風呂に入ったにも関わらず、病院に到着してからもお風呂を勧められて入りました。
interviewer:「入院時に持って行ってよかったアイテム」があれば教えてください。
MKさん:携帯の「モバイルバッテリー」は必須です!
interviewer:モバイルバッテリーですね。
MKさん:お産の最中でもすぐに取り出せるように、入院バッグとは別の手持ちのバックに入れておくことをオススメします。病院によってはベッドの近くで電源が確保できるとは限らないので、万が一に備えてモバイルバッテリーを持っていくとよいです。
interviewer:確かに、お産が長引くとバッテリーが切れてしまう場合もありますものね。
MKさん:陣痛の待ち時間にも使いますし、私の場合はお産の時に夫とテレビ電話をしていたのでモバイルバッテリーが大活躍しました。
interviewer:産後、体力が戻ったと思えるまでどれくらいかかりましたか?。
MKさん:産後2〜3日経った頃にはもう院内を普通に歩くことができていました。1人目の時は個室でお部屋の中にトイレがあったのですが、その距離すら移動するのがしんどいと感じたのを覚えています。
interviewer:なるほど。
MKさん:今回は、お部屋については費用を抑えようと思って大部屋を選びましたので共用トイレまで歩く必要がありましたが「むしろ気分転換になってよい」と思えるほど元気でしたね。赤ちゃんを抱っこして廊下をお散歩したりもしていました。
interviewer:お1人目とのギャップがすごいですね!
MKさん:産後のダメージが全然違いましたね。1人目の時は会陰の傷がひどかったので、産後1ヶ月はドーナツクッションを手放せない生活が続きましたので。
interviewer:「ドーナツクッションを離せなかった」というお声は多いですね。
MKさん:そうなんですよ。何をするにもそれがないと痛くて座れないので、ずっとドーナツクッションと共に動いていました(笑)。2人目のお産の際にも病院に持っていきましたが、ほとんど使わずに済みました。
interviewer:MKさんの思う「無痛分娩」のメリットを教えてください。
MKさん:メリットは、やはり産後のダメージの違いでしょうか。我が家は上の子がまだ1歳半で手がかかる時期でしたので、産後の回復が早いという点でとてもメリットを感じましたね。お産での体力消耗も少なかったと感じます。1人目のお産ではスクワットや階段を登ったりしましたので(笑)。
interviewer:なるほど。
MKさん:先ほどお話させていただいたとおり、陣痛中も眠れるほどでしたし、身体を動かしたのは四つん這いに体制を変えたくらいです。あとはゆったりとした気持ちでベッドで携帯を触っていただけですので。
interviewer:体力消耗を最小限にできたため、産後の回復も早かったということですね。
MKさん:あとは産んだ直後の「写真」でしょうか(笑)。1人目の時は本当にクタクタで、痛みで暴れたせいか自分の顔が傷だらけになっていていたりして(笑)。そんな状態でしたが、やはり一生に一度のことなので産まれた直後の写真って撮りたいじゃないですか。見返すと2人目の時の写真と比べて1人目の時はすごく疲れていて、せっかくの写真なのでその点はちょっと後悔しています(笑)。2人目は写真に余裕を感じました。
interviewer:まさしく「無痛分娩」から産まれた余裕ですね。
MKさん:そうですね。例えるなら、1人目のお産は「フルマラソン」で、2人目の「無痛分娩」でのお産は「ハーフマラソン」と言った感じです。
interviewer:MKさんが思う「無痛分娩」のデメリットを教えてください。
MKさん:当たり前ですが、多少のリスクがあること。それから小さなことかもしれませんが「麻酔中は動けないこと」ですね。
interviewer:それでは最後に、これから「無痛分娩」をしようか迷ってる方にメッセージをお願いいたします。
MKさん:いろんな意見があると思いますが、どんなお産スタイルでも子どもに対する愛情は本当に変わりません。あとは産後にいい写真を撮りたかったら「無痛分娩」で体力を温存しましょう(笑)。お産は「ゴール」ではなく「スタート」です。ご予算の問題などもあるかと思いますが、産後の育児の方がよっぽど大変ですので体力は残しておいた方がいいです!ご予算的なところはご主人のボーナスでなんとか(笑)。
interviewer:「お産はスタート」。まさしくその通りですね。
MKさん:あとは、周りが何を言おうと産むのは自分ですので、自分で決断していただければいいのではないかなと思います。
interviewer:はい。
MKさん:いろいろと言わせていただきましたが、根本的には「元気に生まれてくればなんでもOK!」だとも思っています。そういう意味ではどのようなお産スタイルでも大丈夫です。お産は何が起きるかわからないとよく言いますよね。これは分娩スタイルに関係なく言えることだと思います。命が産まれるというのは「奇跡」なんだなと思いますね。
interviewer:本日はインタビューをお受けいただき本当にありがとうございました。