助産師 立野裕子さんvol.02 夫が知るべき15のポイント(入院〜産後編)
『無痛分娩PRESS』がお話を伺ったのは、助産師として37年、鍼灸師としても26年のキャリアを持ち、「鍼灸マッサージ Luna care」を主宰する立野 裕子さん。順天堂大学病院産科病棟をはじめ多くの現場で妊婦さん・産婦さんを支えてきた立野さんには、前回のvol.01(妊娠中〜出産準備編)で“妊娠中から準備段階で夫が知っておくべきポイント”を伺いました。今回のvol.02(入院〜産後編)はその続編。いざ入院してから、陣痛が始まってから、そして産後の入院生活から退院まで——実はこの期間こそ、夫の知識と行動が妻の心身を大きく左右する重要フェーズです。立野さんの豊富すぎる現場経験から、夫が押さえておくと圧倒的に役立つ実践ポイントを伺いました。
【立野裕子さんProfile】
助産師・看護師として37年の経験を持ち、順天堂大学病院産科病棟で9年勤務。その後は中規模病院の産科やクリニックの夜勤専従を経て、数多くの妊婦健診・分娩介助に携わってきた。並行して鍼灸師としても活動し、鍼灸歴は26年。産科クリニックにて16年間にわたり鍼灸外来を担当し、妊娠中・産後の女性の体調ケアを行ってきた。現在は「鍼灸マッサージLuna care」を開業して7年目を迎え、地域の妊産婦ケアを中心に活動を続けている。「夫婦で共に出産に臨む意識づくり」をテーマとした、妊娠・出産・産後を支える取り組みにも力を注いでいる。
前回の記事はこちら

助産師 立野裕子さんvol.01 _夫が知るべき10のポイント(妊娠中〜出産準備編)
妊娠初期〜出産準備まで、夫が知っておくと安心なポイントをまとめています。今回のvol.02とあわせて読むと、より実践的にイメージできます。
①病院見学は“病院の外”も見ろ。夫が動くのは病院外がほとんど

interviewer:病院見学について、夫婦でどんな点を意識すると良いでしょうか?
立野さん:まず病院見学には、ぜひご夫婦で行ってほしいです。というのも、説明を妻だけが聞いても、当日にどう動けばいいか夫がイメージできないんですね。夫自身が「ここに何がある」「どう動けばいい」を理解しておくことで、スムーズなサポートができるようになります。だからこそ、見学の段階で夫婦で同じ景色を共有しておくことがとても大事なんですよ。
interviewer:たしかにそうですね。いざ当日になってはじめて病院に行っても迷いそうですもんね。
立野さん:そうなんです。そして、病院見学で重要なのは、病院内だけではなく周辺環境もセットで見ることなんです。
interviewer:周辺環境ですか?
立野さん:はい。お産が始まると、実は夫が動く場所って病院の中より“外”のほうが多いんです。
interviewer:言われてみれば、たしかにそうですね。
立野さん:買い物、上の子を連れ出す、親御さんに休んでもらう場所を探す・・・・・・夫が動く用事って、本当に外ばかりなんですよ。だからまずは病院周辺の施設をセットでチェックしておいてほしいですね。
interviewer:具体的には、どんなところを見ればいいんでしょう?
立野さん:まずコンビニ・スーパーやドラッグストア。妻さんの入院中の買い出しは、ほぼ夫が動くことになりますからね。それから飲食店。親御さんや上の子をいったん外に連れ出したい時に便利です。そして公園やベンチなど、少し外で過ごせる場所。お産は長丁場なので、家族の待機場所があるかどうかでストレスがまったく違います。
interviewer:たしかに、外での待機場所って想像以上に重要ですね。
立野さん:さらに忘れてはいけないのが駐車場です。病院によっては満車になりやすかったり、提携駐車場が遠かったりします。だから近くのコインパーキングの位置も必ずチェックしておいてください。「満車だったらどこに停める?」「歩いて行ける距離にいくつある?」を把握しておくだけで、当日の焦りが全然違いますよ。
interviewer:外の環境を知っておくことが、当日の安心につながるわけですね。
立野さん:そうなんです。
interviewer:院内で見ておくべきポイントもありますか?
立野さん:ありますよ。盲点になりやすいのが自動販売機です。どこにあるかだけじゃなく、どんな飲み物のラインナップかも確認しておいてください。飲み物を買うタイミングは多いですし、病院によっては売り切れることもありますからね。それと、見学の段階で妻が飲めるもの・好きなものを話し合っておくのも大事です。「ラインナップに何があるか?」「売り切れていたらどうするか?」を共有しておけば、当日慌てずに済みます。
interviewer:たしかに、飲み物っていろんなタイミングで必要になりますよね。
立野さん:そうなんです。お産は“準備しておけば防げる混乱”が多いので、事前にこれらの情報を頭に入れておくことが、夫婦にとって大きな安心材料になります。
②家族や知り合いの出産を基準にするな。出産は一人ひとり違う

interviewer:夫側が、出産について“勘違いしがちなポイント”ってありますか?
立野さん:ありますね。とくに多いのは「自分の身近な人の出産と同じように進む」と無意識に思い込んでしまうことです。お母さんやお姉さん、友達の奥さんの話を基準にしてしまうケースは本当に多いんですよ。
interviewer:たしかに「うちの母は早かったらしい」「友達の奥さんは安産だった」みたいな話、よく聞きますよね。
立野さん:そうなんです。でも、出産は“その人自身の妊娠・体質・状況”によってまったく違います。同じ女性でも、1人目と2人目で経過が変わることだってざらにあります。だから「誰かのケースをそのまま妻に当てはめる」のは絶対に避けてほしいですね。
interviewer:これ、逆の立場で考えるとすごく分かりやすいですね。男性だって奥さんから「◯◯さんの旦那さん出世したらしいよ」とか「◯◯さんのパパはもっと子どもと遊んでるって」とか言われたら、正直イヤじゃないですか。比べられた気がして。
立野さん:そうなんです。その“比べられている感”が、不安定になりやすい妊娠中・産後の妻さんにはもっと強く響いてしまうんです。「何か問題があるの?」と余計なプレッシャーになることもありますから。
interviewer:たしかに・・・。逆に不安とイライラを煽るだけですね。
立野さん:はい。出産は“一人ひとりまったく違う”という大前提を夫婦で共有しておくことが大事なんです。妻さんの状態をそのまま見て判断する。それが一番安心につながります。
interviewer:身近な経験談は「別の人の事例」と割り切って、妻さんの“今ここ”を見ることが大切なんですね。
立野さん:まさにその通りです。
③上の子がいるなら、入院前に“お泊まりシミュレーション”

interviewer:上の子がいる家庭では、どんな準備が大事になってきますか?
立野さん:まず大切なのは「お泊まりのシミュレーション」を入院前に済ませておくことです。出産は突然始まりますから、上のお子さんを“どこに預けるのか”が決まっていないと、夫婦ともに大変なんですね。
interviewer:確かに、急に動くとなると余裕がなくなりそうです。
立野さん:そうなんです。おじいちゃん・おばあちゃんの家に泊まるのか、それともお父さんと2人で自宅で寝るのか──どのケースでも「本番の前に一度やっておくこと」がとても大事になります。
interviewer:言われてみればそのとおりですね。
立野さん:特に“パパと2人で寝るパターン”は自宅で予行練習ができるので、普段の生活の中で少しずつ慣らしておくと安心ですよ。
interviewer:たしかに、寝る相手が変わるだけでも子どもにとっては大きな変化ですよね。
立野さん:そうなんです。突然「今日からお母さんがいないよ」という状態になると、夜泣きや不安につながりやすいんですね。でも事前に2〜3回、短時間でも“お父さんと寝る夜”をつくっておくと、子どもの中に「これは知っている状況」という安心感が生まれます。
interviewer:それが、入院中の子どもの気持ちを支えてくれるんですね。
立野さん:はい。そして実際、入院中の面会では、上のお子さんが「ママと離れたくない」と泣いたり、お母さんのほうが“寂しい思いをさせている・・・”と涙ぐむ場面をよく見ます。だからこそ、事前のお泊まり練習があるだけで、お子さんの安定も、お母さんの心の支えも全然違います。
interviewer:家族全体で安心して出産に臨むための準備なんですね。
立野さん:その通りです。上のお子さんの“安心材料”を入院前にできるだけ増やしてあげることが、結果的に家族全体の安心にもつながっていくんです。
interviewer:たしかに、やっておいた方が、最終的にパパの負担も減りそうですね。
④相談先は意外と多い。産後の窓口は先にリスト化

interviewer:産後のサポートについて、夫が知っておくと役立つことはありますか?
立野さん:産後、育児が始まると、思っている以上に“孤独”を感じるお母さんが増えるんです。でも実は、相談できる先って意外とたくさんあるんですよ。ただ、産後は心も体も不安定で、スマホを開く気力すらないこともあります。「困っているのに調べる余裕がない」という状態になりやすいんですね。
interviewer:産後だと「相談先」という発想する余裕もなさそうですね。
立野さん:だからこそ、相談先は“出産前に夫がまとめておく”のがすごく大事なんです。連絡先を紙に書き出して、冷蔵庫やリビングなど“いつでも目に入る場所”に貼っておく。それだけで、いざというときの安心感がまったく違いますよ。
interviewer:今はパソコンやスマホにメモするという手段もありますが、紙に書くのが良いのですか?
立野さん:パソコンやスマホだとメモを探さないといけないですよね。産後はその余裕すらない状況も多々あります。だから目に入る場所に紙を貼っておく方が良いのです。
interviewer:なるほど。具体的には、どんな相談先があるんでしょうか?
立野さん:地域の保健センター、病院の産後外来、助産院、行政の子育て支援窓口、夜間の電話相談、民間の育児ヘルプサービスなど、本当に幅広いんです。「こんなにあるんだ」と驚くご主人も多いですよ。
interviewer:夫側が知らないケース、たしかに多そうです。
立野さん:はい。そして大事なのは、リストを“いつでも使える状態”にしておくこと。電話番号、受付時間、どういう相談ができる場所なのかを軽くメモしておくだけで十分です。産後は想像以上に予測不能なことが多いので、先に味方をつくっておくことが妻の心の支えにもなるんですよ。
interviewer:相談先がすぐ見える状態になっているだけで、気持ちが全然違いそうですね。
立野さん:本当にそうなんです。産後は夫婦だけで抱え込まないこと。相談先のリスト化は、夫ができる“最初の育児サポート”の1つなんですよ。
interviewer:もし実際に利用しなかったとしても、この紙のメモがあることが妻さんのお守り代わりみたいになりそうですね。
⑤病院への“電話連絡”は妻本人がベスト

interviewer:陣痛が始まりそうだったり、不安な症状が出たときって、まず病院に電話しますよね。ああいう場面って、どう動くのがいいのか迷う人も多いと思うんですが・・・。
立野さん:ここ、実は協力的なパパほどやりがちな落とし穴があるんです。
interviewer:落とし穴・・・ですか?
立野さん:はい。よかれと思って夫が代わりに電話してしまうパターンですね。でも助産師は、電話が来るとほぼ必ず「妊婦さんご本人に替われますか?」とお願いするんです。
interviewer:ほう。理由があるんですか?
立野さん:そうなんです。助産師が知りたいのは、説明された内容よりも“本人の声の情報”なんですね。胎動や出血・破水の有無や性状といった細かい症状だけじゃなく、声のトーン・息遣い・話し方のスピード・言葉の間(ま)などから、痛みの間隔・強さ・疲労度・体調の変化まで総合的に判断するんです。
interviewer:それ、めちゃくちゃプロですね・・・。そんなに分かるものなんですか?
立野さん:分かるんですよ(笑)。これは経験で培われた感覚で、本人の“音のサイン”が一番正確なんです。だから夫が善意で説明してしまうと、助産師が最も判断材料にしたい部分が届かなくなってしまうんですね。
interviewer:なるほど・・・。「妻本人が話す」がベストな理由がようやく分かりました。
立野さん:はい。なので基本は話せるうちは妻本人が電話、これが一番です。
interviewer:もし痛みが強くて話せない場合は?
立野さん:その場合でも、助産師は電話越しに妻さんの息遣いや声を確認しながら、必要な情報を夫に聞く形で進められるので大丈夫です。妊婦さん本人の音の情報が少しでも入るだけで、判断の精度が全然違うんですよ。
interviewer:電話ひとつなのに、ここまで重要なんですね。
立野さん:重要です。ちょっとしたことですが、この違いを知っているだけで、お産当日の流れが本当にスムーズになりますよ。
⑥差し入れ事故に気をつけよう

interviewer:入院中って、夫が差し入れを持っていく場面も多いと思うんですが、ああいうときって何を意識すればいいんでしょうか?
立野さん:実はここ、ものすごく“事故”が多いポイントなんですよ。
interviewer:事故・・・ですか?
立野さん:はい。夫さんは良かれと思って買ってくるんですが、今の妻さんが食べられないものを選んでしまうことが本当に多いんです。匂いの強いものだったり、喉を通りにくいものだったり、冷たすぎたり熱すぎたり。
interviewer:たしかに・・・陣痛中や産後って、普段食べられるものでも無理になったりしますよね。
立野さん:そうなんです。しかも困るのは「妻用の差し入れ」だけじゃなくて“夫が自分用に買ったもの” もあるんですよ。
interviewer:あ、自分のやつですか?
立野さん:はい。何も考えずに夫さんが自分の好きなもの、たとえば揚げ物・カレー・ニンニク系・カップ麺なんかを買ってきて、病室で食べちゃうんです。これがもう、妻さんには本当にしんどい。
interviewer:大部屋の場合、他の妊婦さんにも迷惑かかっちゃいますしね。
立野さん:そうなんです。匂いって妊娠中や産後はものすごく敏感になりますし、陣痛中なんて特に耐えられません。
interviewer:ですよね。
立野さん:夫さんは「俺が食べるだけだからいいだろう」と思っているんですが、妻さんにとっては“暴力的なニオイ” になってしまうんですよ。
interviewer:たしかに・・・。夫の無自覚差し入れ事故、ありそうですね・・・。
立野さん:あります(笑)。だから差し入れは「何を持って行くか」よりも「今、妻さんが受け入れられるものかどうか?」 が全てなんです。「食べたい?」ではなく「今、食べられそうなものある?」と聞いてほしいですね。
interviewer:“食べたいもの”と“食べられるもの”は全然違う、と。
立野さん:はい。お産は体力勝負なので、食べられるタイミングを逃さないのが大事なんです。でも夫さんの差し入れがズレていると、そのチャンスが潰れちゃうんですよ。
interviewer:たしかに・・・。差し入れって、気遣いのつもりで逆にストレスを増やしちゃうこともあるんですね。
立野さん:そうなんです。だから差し入れほど“確認”が大事なものはないと思いますよ。
⑦飲み物のストック管理は夫の仕事

interviewer:入院中、夫ができるサポートってどんなことがありますか?
立野さん:色々ありますが、意外と見落とされるのが飲み物の管理なんですよ。お産って長丁場になりますし、産後も授乳やホルモンの影響で、とにかく喉が渇きやすいんです。
interviewer:飲み物・・・そんなに重要なんですね。
立野さん:はい、すごく大事です。しかも病院の自動販売機って、タイミングによっては売り切れるんです。水・お茶・スポーツドリンクが全部なくなる、なんてことも珍しくありません。
interviewer:えっ、全部なくなることもあるんですか。
立野さん:ありますよ。というのも、自販機の飲み物補充って“設置した業者さんが担当”なんです。売れ方によって補充の頻度も週2〜月1と大きく違うんですね。だから忙しい時期は補充が追いつかず、丸々売り切れになることもあるんです。
interviewer:なるほど…病院の人が補充しているわけじゃないんですね。
立野さん:そうなんです。逆にマスクやナプキンなど“衛生材料の自販機”は病院が補充していることが多いんですが、飲み物は業者さんの担当なのでどうしてもタイムラグが出ます。
interviewer:それを知らないと「買いに行ったのに何にも買えない…」ってことが起きそうですね。
立野さん:起きます。だからこそ夫さんには“飲み物ストック係”になってほしいんです。
interviewer:具体的には、どんなふうに管理するんですか?
立野さん:まず「妻が飲めるもの」を把握することですね。麦茶しか受け付けない人、スポーツドリンクが楽な人、ゼリー飲料が助かる人、本当にそれぞれです。見学の段階で病院の自販機をチェックして、「どれなら飲める?」を話し合っておくといいですよ。
interviewer:事前に“妻が飲めるもの”を知っておくわけですね。
立野さん:そうです。そして病室に常に何本か置いておく。ベッドサイドに置く、ストローの付いたボトルに入れてあげる、なくなったらすぐ補充する。これは夫さんにしかできないサポートなんです。
interviewer:たしかに、妻本人は動けないタイミングが多いですもんね。
立野さん:そうなんです。しかも夫さん自身の飲み物も忘れがちで、気づいたら「自販機が全部売り切れで自分も飲めない・・・」なんてこともあります。だから自分の分も含めて、ストック管理をしておくと動きやすいですよ。
interviewer:飲み物って軽く考えていましたけど、現場ではかなり大事なんですね。
立野さん:大事ですよ。水分が切れるとお産の進みも悪くなりますし、産後の回復にも影響します。だからこそ、飲み物のストックは夫さんの腕の見せどころなんです。
⑧立ち会い時に役立つ4アイテム

interviewer:立ち会いのとき、夫はどんな準備をしておくと安心なんでしょうか?
立野さん:“手ぶらでいい”と思われがちなんですが、実はあると本当に助かるアイテムが4つあるんです。私が助産師としておすすめしている基本セットですね。
interviewer:ぜひ知りたいです。
立野さん:1つめはペットボトルに装着できるストローキャップ。陣痛中は体勢を変えるのもつらかったり、起き上がって飲む動作がしんどかったりします。ストローキャップがあれば、姿勢を変えずに飲めるので負担が圧倒的に減ります。さらにこれは、陣痛だけじゃなく帝王切開後や会陰切開で起き上がるのがつらい時期にも「こぼさず飲める」という点でめちゃくちゃ重宝するアイテムなんです。枕元に置いておくだけで安心ですよ。
interviewer:たしかに、切開の痛みで起き上がれないタイミングもありますよね…。
立野さん:そうなんです。だから“立ち会いのときだけ”ではなく産後にも活躍します。100均でも買えますよ。
interviewer:次はなんですか?
立野さん:2つめはテニスボール。これはもう、立ち会いの定番アイテムです。腰やお尻の“ここが痛い”というポイントを押すのにすごく使いやすくて、手で押すよりも夫側の負担が少ないんです。
interviewer:手で押すと、夫のほうが先に疲れちゃいそうですもんね。
立野さん:まさにそうなんです。そして3つめはミニタオル。汗を拭く、手を拭く、背中の下に入れる、枕の高さを調整する…本当に用途が多い万能アイテムです。清潔なタオルが1枚あるだけで、ママさんの快適さが全然違います。
interviewer:どれも派手じゃないのに、あるだけでサポートの質が上がるアイテムばかりですね。
立野さん:そうなんです。そして4つめは貼るカイロ。腰や下腹部を温めると楽になる方がとても多いので、1袋は用意しておくと安心です。冬だけでなく夏でもあると助かる場面がおおいです。
interviewer:たしかに、クーラーが効きすぎていたり、夏でも局部的に温めたい箇所ありそうですね。
立野さん:暑い季節は店頭に置いていないことが多くて、当日に探しても見つからないケースが多いんですよ。予定日が夏なら早めに10枚入りくらいを1セット買っておくといいです。
interviewer:たしかに夏ってカイロ見つかりませんね…。でも温めると楽になる方、多いんですね。
立野さん:多いです。しかも仮に出産で使わなかったとしても、風邪のひき始めや悪寒があるときに家庭内で普通に使えますから、買って損しないアイテムなんですよ。
interviewer:4つとも、準備が難しいものではないのに“現場の実用性”がすごいですね。
立野さん:その通りです。立ち会いは予測がつかないからこそ、夫さんが“すぐ使えるもの”を持っているだけで、サポートの質が驚くほど上がりますよ。
⑨ 陣痛中の妻は“別人格”と心得よう

interviewer:陣痛がはじまったら「どう振る舞えば正解かよくわからない」という男性は多いと思います。心得的なものってありますか?
立野さん:そうですね。陣痛中の妻さんは、もう“別人格”だと思ってほしいんです。普段は絶対に言わないような言葉が出たり、きつい言い方になることもあります。でもそれは痛みで余裕がなくなっているだけで、妻さんの本心ではないんですね。
interviewer:なるほど・・・。でも、夫側はその瞬間の言葉を“自分に向けられたもの”として受け取っちゃいますよね。
立野さん:そうなんです。だからこそ「これは妻の言葉ではなく、痛みによって出ている言葉だ」と理解しておくことが大切なんです。助産師として現場にいると、陣痛中に強い言葉が出るのはよくあることで、特別なことではありません。
interviewer:夫の気持ちがへこんじゃうのも無理はないですが・・・でも事前に聞いておけば、だいぶ構えられますね。
立野さん:はい。知っていれば受け止め方がまったく違います。「今日はこういう状態なんだ」と割り切れるかどうかで、夫さんのメンタルはずいぶん守られます。
interviewer:なるほど・・・・・・。事前にこの話を聞いているかどうかで、夫の受け止め方が全然変わりそうですね。「妻が怒っている」のではなく「痛みで余裕がなくなっているだけ」なんだと理解できれば、余計なショックを受けずに済みますね。
立野さん:そうなんです。むしろ「それだけ頑張っている証拠なんだ」と思ってほしいですね。夫さんには落ち込まずに、ただそばで安心感を与えてあげてほしいと思います。
⑩ 立ち会いは体力戦。夫は倒れない準備を

interviewer:立ち会いのとき、男性側が気をつけておいたほうがいいことってありますか?
立野さん:ありますよ。実は、夫さんが倒れてしまうケースって意外と多いんです。
interviewer:えっ、夫さんが倒れるんですか・・・?
立野さん:そうなんです。一番多いのは、良かれと思って妻さんに合わせて何も食べないパターンですね。妻さんが陣痛で食べられないから「自分も控えておこう」として、結果的に低血糖になって倒れてしまう。これは本当によくあります。
interviewer:たしかに、気を遣って同じように過ごそうとしてしまいそうです。でも、それが逆効果になるんですね。
立野さん:そうなんです。本当は、夫さんはしっかり水分と軽くつまめるものをとって、とにかく倒れないことを最優先にしてほしいんです。立ち会いって“ずっと見ているだけ”じゃなくて、付き添い・声かけ・ものを持ってくるなど、細かく動くことが多いので体力も使います。
interviewer:そう考えると、奥さんのところに行く前に“何か腹に入れておく”という気づかいのほうが、よっぽどサポートになりますね。
立野さん:その通りです。それからもうひとつ。大量の血を見て倒れちゃう方もいるんですよ。だから血が苦手な夫さんは、恥ずかしがらずに事前に我々に伝えてほしいんです。
interviewer:血・・・! それも倒れる原因になるんですね。
立野さん:なりますね。でもこれは気合いで乗り切らなくていいんです。「血が苦手です」とあらかじめ助産師に伝えておけば、倒れやすい場面は椅子に座ってもらったり、血が見えにくい位置に立ってもらったり、こちらで配慮ができます。立つ位置ひとつで負担は全然変わりますから、申告してもらえたほうがむしろ安全なんです。
interviewer:なるほど・・・。夫が“倒れない準備”をすること自体が、もう重要なサポートなんですね。
立野さん:立ったまま倒れると危険ですし、放っておくわけにもいかないので、医療スタッフが夫さんに対応することになります。
interviewer:スタッフが1名取られちゃうんですね。
立野さん:その通りです。妻さんを支えるためには、まず夫さん自身がしっかり立っていられる状態でいること。これが立ち会いの場面で一番大切な役割なんですよ。
⑪ 長居する舅・姑を上手に“退場”させるマル秘テク

interviewer:産後って、家族・親戚が来てくれるのはうれしい反面、長居されるとママさんがしんどくなることもありますよね。
立野さん:ありますね。しかも中にはかなり長居してしまうおじいちゃん・おばあちゃん、本当に多いんです。ママさん本人は「帰ってほしい」とは絶対に言えませんから、夫さんが守ってあげる必要があります。
interviewer:それ、どうやって守ればいいんでしょう?
立野さん:夫さんにぜひ覚えておいてほしい“最強の方法”があります。ひと言「ごはん行きましょうか!」と誘うことです。
interviewer:あ、シンプル!
立野さん:シンプルなんですけど、これが本当に効きます。長居するタイプでも“ごはん”にはすっと動いてくれるんですよ。「せっかくなので、外でちょっと食べましょう」「予約してあるので行きましょう」など、自然に場を離れる導線をつくるとほぼ成功します。
interviewer:なるほど…。これはパパにしかできない動きですね。
立野さん:そうです。そして、これを使うためにも、最初の病院見学のときに“周辺の飲食店をチェックしておく”のが生きてくるんです。
interviewer:先ほどの見学ポイントがここにつながるわけですね!
立野さん:そうなんです。さらに、もう1つすごく有効なテクニックがあります。スタッフに協力してもらうことです。
interviewer:スタッフさんも協力してくれるんですね!
立野さん:はい。例えば「長居されそうだけど、面会は00分くらいで切り上げたい」と事前に伝えておくんです。すると来院されたときにスタッフが自然に声をかけてくれたり、時間になったら訪室してくれて「そろそろ休ませてあげましょうね」と言ってくれます。助産師が言うほうが、角も立たず、みんな素直に動いてくれるんですよ。
interviewer:たしかに!!家族より、第三者に言われたほうがすっと受け入れられますね。
立野さん:そうなんです。産後は体力もメンタルもギリギリの時期。だからこそ夫さんが“防波堤”になって、余計な刺激からママさんを守る。これは本当に大事な役割なんですよ。
⑫ 産後の妻は“物忘れモード”。重要連絡は紙で残そう

interviewer:産後って心も体も一気に変わりますよね。夫として気をつけておくべきことってありますか?
立野さん:ありますよ。意外と知られていないんですが、出産直後の女性は本当に“物忘れモード”に入ります。ホルモンの影響や寝不足が重なって、頭がフワッとするような状態になる方が多いんです。
interviewer:へぇ・・・!そんなに変わるものなんですね。
立野さん:変わりますね。普段なら絶対に忘れないようなことも、産後はスッと抜けてしまいます。「誰が来たか覚えていない」「話した内容が思い出せない」「明日の予定が頭に入ってこない」もう、そういう状態がデフォルトだと思ってください。
interviewer:知らなかったです。それを理解してないと夫婦でズレが出そうですね。
立野さん:そうなんですよ。ここを知らないまま夫さんがつい「なんで覚えてないの?」「昨日言ったじゃん」なんて言ってしまうと・・・完全に地雷です。妻さんは悪気があって忘れているんじゃなくて、もう“そういう状態”なんですから。
interviewer:出産直後はデフォルトでその状態という風に心構えしといたほうがいいですね。
立野さん:そうです。そこで夫さんにやってほしいのが「連絡事項は紙で残す」という工夫です。スマホだけで管理しようとしても、産後はそのスマホを見る余裕すらない日もありますから、紙で“見えるようにしておく”ことがいちばん確実なんです。
interviewer:紙で可視化ですね。付箋を用意しておくと良さそうですね。
立野さん:そうです。そしてその紙に書いた予定や連絡事項は、夫婦で共有できるカレンダーアプリにも必ず入れておく。外出中の確認、夫婦の予定を合わせるときにも便利ですし、子どもの予定が増えたときに一気に役立ちます。紙と共有カレンダー、この2つの併用がベストなんです。
interviewer:なるほど!紙と共有カレンダーの両方で管理するわけですね。これは大きな差が出そうです。
立野さん:はい。産後は“忘れるのが当たり前”。その前提で仕組みを整えてあげることが、夫さんにできる大きなサポートなんですよ。
⑬ 産後の妻は“産後うつ予備軍”。比較・否定は一発アウト

interviewer:産後って心の変化も大きいと聞きます。夫として、特に気をつけるべきことはありますか?
立野さん:はい。まず知っておいてほしいのは、産後の女性は全員 “産後うつ予備軍” だということです。これは大げさではなく、ホルモンの急激な変化・寝不足・身体の痛み・育児のプレッシャーが一度に押し寄せてくるんですね。
interviewer:全員ですか?
立野さん:もちろん全員が鬱になるわけではないですが、パパにはそれぐらいの心持ちでいてもらった方が良いと思います。個人差はありますが、どの女性もメンタルが大きく揺れやすい状態にあります。だからこそ 夫さんの言葉の影響がものすごく大きい。その中でも、とくに避けてほしいのが “比較” と “否定” の言葉です。
interviewer:比較・・・・・・たとえば?
立野さん:「◯◯さんはもっと頑張ってたって聞いたよ」「友達の奥さんはこうだったって」「上の子のときはもっとできてたよね?」こういう言葉は産後の心にズドンと刺さります。産後は自分に自信をなくしやすい時期なので、他人や過去の自分との比較は一発アウトです。
interviewer:なるほど・・・。
立野さん:さらに “否定” も同じくらい危険です。「なんで泣いてるの?」「そんなことでイライラしないでよ」「大げさじゃない?」こういう言葉は、もう心を追い詰めるだけなんです。産後の女性は「泣きたい」「イライラする」「不安になる」が全部“自然な状態”。だから否定ではなく「そう感じるよね」「大変だよね」など、とにかく共感することが大事になります。
interviewer:とにかく共感なんですね。男性は「解決思考」なので、ついアドバイス的な発言をしてしまいそうですね。
立野さん:そうなんです。夫さんが「解決しなきゃ」と思って言う一言が、妻さんには責められているように聞こえることが多いんですよ。「解決よりもまず共感」これだけで、産後の不安定な時期を大きく支えることができます。
interviewer:夫の一言って、想像以上に影響するんですね。
立野さん:しますよ。産後は“心が薄いガラス膜で覆われているような状態”と考えてください。そこにちょっとした衝撃が加わるとヒビが入ってしまう。だからこそ、言葉選びという小さな積み重ねが、妻さんの心を守る大きな力になるんです。
⑭ 産後の書類タスクは夫の“仕事スキル”を発揮するチャンス

interviewer:出産後って、手続きが多いイメージがありますよね。
立野さん:手続き関係はたくさんありますね。そして、産後の事務手続きは、夫さんが一番活躍できる場面と言っていいくらいです。出産費用の支払い、出生届、保険の申請、会社への提出書類、役所の手続き・・・産後の家庭は、とにかく“やることリスト”で溢れるんですね。
interviewer:確かに、産後すぐの妻がそれ全部はきついですよね。
立野さん:はい。産後の女性は体力も気力も低下していますし、ホルモンバランスの影響で集中力が落ちることもあります。だからこそ、夫さんが仕事で培ったタスク管理能力が、そのまま家庭の戦力になるんですよ。
interviewer:たしかに。スケジュール管理、書類の抜け漏れチェック、連絡・・・全部ビジネススキルですね。
立野さん:その通りです。夫さんの中には「家のことだからわからない・・・」と思う方もいますが、実は全然そんなことありません。むしろ「これは俺の得意領域だ!」と思ってもらっていいくらい。職場で当たり前にやっていることを家庭に持ち込むだけで、産後の負担は一気に軽くなります。
interviewer:それ、なんか気持ちいいですね。“頼られて役に立てるポジション”というか。
立野さん:そうなんです。しかも、こういう“事務タスクの丸ごと担当”って、産後の妻さんからの信頼感につながりやすいんですよ。「この人に任せておけば大丈夫」って思えるんですね。産後の家庭って、どうしても妻に負荷が偏りがちなんですが、書類・支払い・申請系を夫がスパッと引き受けているだけで、妻さんは心がふっと軽くなるんです。
interviewer:なるほど、これは確かに“チャンス”ですね。
立野さん:ええ。もちろん「俺がやるよ」と全部背負い込む必要はありません。ただ、事務系の手続きは夫さんのスキルがまるごと使える場面。ぜひ“家庭のプロジェクトマネージャー”になったつもりで動いてほしいですね。その姿勢が、産後の夫婦にとって大きな安心につながります。
⑮ 退院日までのミッションは「とにかく掃除を徹底」

interviewer:妻さんと赤ちゃんの退院を家で待っている間、夫はどんな準備をしておくといいんでしょうか?
立野さん:これはシンプルに1つだけです。「家をとにかく綺麗にしておくこと」。これは本当に大事なんです。退院してきた妻さんが一番ショックを受けるのが「家の汚れ」なんですよ。
interviewer:あぁ、分かります。無痛分娩PRESSのママさんへのインタビューでも「自宅に帰ってきてから速攻で家中の掃除をした」という話はよく聞きます。
立野さん:そして大事なのが、出産を経験すると “家の見え方そのものが変わる” ということ。妊娠前までは「夫婦で暮らす場所」だった家が、退院した瞬間から “赤ちゃんが過ごす場所” になるんです。
interviewer:なるほど。たしかに敏感になっていても不思議じゃないですね。
立野さん:ここで補足したいのが「上の子がいる家庭」と「はじめての赤ちゃん」の家庭では、妻さんの“敏感さ”の出方が少し違うこと。上の子がいる家だと、正直、家が散らかるのは日常ですし、妻さんも“経験者”なのである程度は許容できるんですよ。
interviewer:わかります。上の子がいると、どうしても部屋は散らかりますからね。
立野さん:そうなんです。だから“経験値”として妻さんも耐性がついている。でも、はじめて赤ちゃんを迎える場合は、何もかもが“初めて基準”になるので、家のハードルが一気に上がる んです。「ここ大丈夫かな?」「汚れてないかな?」「赤ちゃん安全かな?」と、とにかく目に映るもの全部が心配材料になりやすい。
interviewer:たしかに初産は“ゼロからのスタート”だから、敏感になるのは当然ですよね。
立野さん:そうなんです。“赤ちゃんにとって安全で清潔かどうか”が基準になるので、これまでだったら気にしていなかった部屋の乱れや汚れでも、不安やストレスにつながりやすいんですね。産後は身体も心も不安定ですし、なおさら負担に感じやすいんです。
interviewer:「家がキレイ」という基準が産後はグッと上がるわけですね。つまり夫の「今まで掃除してもこんなもんだったじゃん」が通じなくなるわけですね。
立野さん:その通りです。だから私は夫さんには「退院までは掃除に全振りしてください」と伝えています。料理が多少できなくてもいい。でも掃除だけは抜いちゃいけない。これはもう夫さんの最重要ミッションです。
interviewer:なるほど。あと、掃除に自信がない夫さんなら、思い切ってハウスクリーニングのプロにお願いするという手もありますよね。妻さんと赤ちゃんが気持ちよく帰ってこられるなら、それも立派な準備だと思います。
立野さん:そうですね。大事なのは“どう掃除したか”ではなく、“清潔な状態で迎えられるかどうか”。その1点です。
interviewer:たしかに。産後のスタートが気持ちよく切れるかどうかに関わりますもんね。
立野さん:そしてもう1つ、すごく大事なことがあります。「産後はすぐ実家に行くから、妻と赤ちゃんが帰宅するまで自宅は汚れてても大丈夫」と考えるパパが多いのですが、──これは絶対にNGです。
interviewer:えっ…そうなんですか?その期間って、割と男性が「久しぶりの1人暮らし気分」で過ごすことの多いタイミングですよね。
立野さん:お産はママにも赤ちゃんにも何が起こるか分かりません。他の病院に搬送になることも珍しくないし、ママと赤ちゃんが“別々の病院に入院”になるケースもあります。さらに、赤ちゃんが長期入院になって「実家より自宅からのほうが、面会や母乳を届けやすい」という状況になることもあります。
interviewer:なるほど!たしかに絶対に実家へ行けるのが確定とは限らないですね。何が起きるかまだわからない。
立野さん:そうなんです。場合によっては、頼れる人に“自宅へ泊まりに来てもらう”状況が発生することもあります。だから「夫ひとりの期間は気を抜く」のは本当に危険なんです。
interviewer:つまり、どんな状況になっても対応できるように、退院日までに“家そのもの”を整えておく必要があるんですね。
立野さん:まさにその通りです。入院中は、夫さんにとって唯一落ち着いて家を整えられる時間。気を抜かず“迎える家”を仕上げておくことが、妻さんと赤ちゃんを守る大切な準備なんですよ。
知らなかったことも“知った今”なら、ちゃんと対応できるはず

いかがでしたでしょうか。今回の内容は、男性は特に「知らなかった・・・!」と感じたポイントが多かったのではないでしょうか。 妊娠・出産・産後に起きる変化は、妻本人でさえ無意識のうちに進んでいくことが多く、「なぜこんなに不安定になるのか」「なぜこんなに敏感になるのか」をうまく説明できないまま時間が過ぎていきます。つまり、夫も妻も“知らないまま”この時期を迎えてしまうのが普通なんです。だからこそ、今回の15ポイントは「知っているだけで正しく動ける知恵」として大きな力を発揮します。どれも特別な技術が必要なわけではありません。「あ、これ何かで読んだことあるやつだ」と思い出せれば、夫はその場で即座に正しいサポートができますし、妻の不安や負担を大きく減らすことができます。知識は“武器”ではなく“安心につながる行動の地図”です。そして “知った今”のあなたなら、もう十分に動ける準備が整っています。 気負わなくて大丈夫。できることから1つずつ。それだけで、夫婦の出産〜産後の時間は確実に穏やかで、心強いものになります。



