東京都 三好 理枝さん シンガポールでの無痛分娩
日本での自然分娩を経て母になった三好さん。第1子の壮絶な出産体験から、第2子はシンガポールで無痛分娩を選択されました。産後ケアが当たり前に行われる環境の中、体も心もラクになり「赤ちゃんがもっと愛おしく思えた」と実感したそうです。そんな三好さんの出産体験を詳しくご紹介します。
【基本data】
■name/三好 理枝さん
■年齢/46
■お住まいのエリア/東京都葛飾区
■家族構成/夫+妻+子ども(2名)
■出産施設/ラッフルズクリニック(シンガポール)
■無痛分娩回数/1回
■無痛分娩費用/50万円
■無痛分娩実施時期/2009年11月
取材時期:2024年12月
※体験談で語られている病院の金額・サービス等に関する情報は、体験者様がご出産当時の記憶によるものです。これらは時期や状況によって変わる可能性があり、現在も同じとは限りません。詳しく知りたい方は病院のホームページ等から最新情報をご確認ください。
日本とシンガポール、2つの国で出産して気づいた「ママの幸せ」の違い

interviewer:本日はどうぞよろしくお願いいたします。まずは簡単に自己紹介をお願いします。
三好理枝さん:三好理枝と申します。今は東京の葛飾区に住んでおり、18歳の女子高生の娘と、中学3年生の15歳の息子がいます。ちょうどダブル受験の時期で、家はピリピリしています(笑)。私はあまり役に立っていないんですけど(笑)。
interviewer:ダブル受験、まさに今ご家族全員で大変な時期ですね(笑)。
三好理枝さん:はい、本当にそうなんです(笑)。仕事は産後ケアの訪問「産後すぐママのための訪問マレー式産後ケア」を行っています。シンガポールで学んだケアを日本に持ち帰り、11年間活動しています。出産や育児を頑張っているママさんたちが、少しでも楽に、幸せに過ごせるお手伝いができればと思っています。
interviewer:お子さんは2人とも無痛分娩で出産されたのですか?
三好理枝さん:いえ、1人目は日本で自然分娩で出産しました。その後、娘が1歳になった頃に、夫の仕事の関係でシンガポールに引っ越しました。
interviewer:海外での生活は色々と刺激がありそうですね。
三好理枝さん:本当にいろんな文化に触れました。そこから2年後に息子を妊娠して、今度はシンガポールで無痛分娩を選んで出産しました。ですので2人目は妊娠から出産、産後まで、すべてシンガポールで過ごしています。
interviewer:シンガポールでは出産事情も日本とかなり違うのではないでしょうか?
三好理枝さん:はい、まったく違いました。シンガポールの出産は基本的に1泊2日の入院が標準で、病気や医療的なケアが必要でなければすぐに自宅に戻るんです。
interviewer:日本と比べるとずいぶん早いですね。
三好理枝さん:その代わりといってはあれですが、出産から1週間経つと、セラピストが毎日自宅に来て、オイルマッサージや骨盤ケア、子宮の回復ケアなどの産後ケアを行ってくれました。
interviewer:ええ!毎日来てくれるんですね。それは日本にはない文化ですね。
三好理枝さん:そうなんです。1人目の時は体も全然回復せず、常に疲れていて、子どもがかわいいとすら思えなかったのですが、2人目の時はこの産後ケアのおかげで、子どもが本当に可愛いと思えるようになって、自分の体も大切にしようという気持ちになれました。
interviewer:それはすごく大きな違いですね。産後の気持ちや体調が整うことで、赤ちゃんとの時間の質も変わってきそうですね。
三好理枝さん:本当にそうなんです。アジアでは産後ケアが当たり前の文化になっているのですが、日本ではまだまだ浸透していません。シンガポールでは「お正月にお餅が出てくる」くらいの感覚で、出産したら自動的にパパが産後ケアを予約する文化があります。
interviewer:それは面白い文化ですね。
三好理枝さん:本当にそうなんです。これは日本にはない文化だなと思って、現地で学んできたことを日本に持ち帰って、今は日本で11年ほど産後ケアの活動を続けています。
interviewer:11年ですか。継続されていて素晴らしいですね。今ようやく日本でも産後ケアの大切さが少しずつ知られてきた感じがします。
三好理枝さん:そうですね。でもまだまだ認知度は低いので、もっと広めていきたいなと思っています。
「出産後こそ夫が活躍する場がある」——日本のパパが知らない産後ケアという贈り物

interviewer:産後ケアのお話、とても興味深いです。ちなみに、シンガポールではパパが産後ケアを予約するのが当たり前とおっしゃっていましたが、日本ではどうですか?
三好理枝さん:私は今、日本で活動していますが、実はパパからのお申し込みはまだ一度もありません。ママから「予定日がこの日です」という形でご予約いただいて、出産後もママ自身が全てセッティングされています。
interviewer:なるほど。文化の違いが出ていますね。ちなみに海外からのお申し込みはどうなんでしょう?
三好理枝さん:逆に海外からのお申し込みはパパからいただくことが多いですね。シンガポールでは「出産したらパパが産後ケアを申し込む」というのが当たり前なので、パパたちが積極的に予約してくれます。
interviewer:それはちょっと流行らせたいですね。
三好理枝さん:ぜひお願いします(笑)。でもパパが予約する場合はちょっとやり取りが1つ多いんです。「この日程どう?」→「OK、妻に聞くね」という流れになるので(笑)。
interviewer:(笑)確かに。でも、パパからママへのプレゼントみたいな形で広がると良いですよね。
パパの“株”がきっと上がる!産後ケアの存在

interviewer:日本ではまだ、パパが産後ケアを予約するという発想自体があまり知られていない状況ですよね。
三好理枝さん:そうなんです。そもそも「そういうものがある」という認識がまだ少ないんですよね。
interviewer:実際のところ、現場では今どんな状況なんでしょうか?
三好理枝さん:育休取得率もすごく上がっていますし、育児に参加する男性も増えていると思います。ただ、現状日本ではパパからの直接の予約はなかなかないですね。お支払い自体はパパ名義ということも多いですが、セッティングなどはママがするというケースがほとんどです。
interviewer:パパがそこまでやったら感謝されそうですね。
三好理枝さん:本当にそうです(笑)。赤ちゃんのお世話をするよりも、まずパートナーを大事にした方が断然株が上がります。出産直後はママの機嫌が悪くなりがちですから、そこでしっかりサポートできれば全然違いますよね。
interviewer:そういったサポートの意識づけについて、パパたちにはアドバイス等されていますか?
三好理枝さん:めちゃくちゃ伝えています(笑)。でもなかなか届かないんですよね。もちろん、パパも頑張っているんだと思います。
interviewer:ほうほう。
三好理枝さん:実際に産後ケアに伺った際には、パパさんにもヘッドマッサージをさせていただくことがあるんですが、そのときに少しお話をしているうちに、皆さんいつの間にかぐっすり眠ってしまうんです。それだけ頑張って疲れているんだなと感じますし、きっと「何をしたらいいのか」がわからなくて戸惑っている部分もあるんじゃないかなと思います。
シンガポールでは当たり前!無痛分娩を選んだ理由と出産事情

interviewer:無痛分娩を知ったきっかけは覚えていますか?
三好理枝さん:はい。1人目の時は日本で出産したので、無痛分娩という選択肢は考えていませんでした。でも、シンガポールで出産した時に、先に出産したお友達が「無痛分娩にしようかな」と話していたんです。その時に「無痛分娩?いいな」と思って。私、1人目の出産の時は陣痛が3日ほど続いて、ずっと吐いていたくらいで、本当に大変だったんです。「もう2人目は絶対無理」と思っていたくらいだったのですが、そのお友達が無痛で出産して、すごく元気に帰ってきたのを見て「私も絶対に無痛にしよう」と決めました。
interviewer:ちなみに、シンガポールでは無痛分娩はポピュラーなんですか?
三好理枝さん:そうですね。ドクターの方からも「8割の人は無痛で生む」と聞きました。私はヨガもしていたんですけど、ヨガ仲間の中にはナチュラルバース志向の人もいました。でも私は「取れる痛みは全部取りたい」と思っていたので、迷わず無痛分娩を選びました。ヨーロッパ出身の友人たちからも「なんで(日本人の多くは)無痛を選ばないの?」と言われるくらい、もう当たり前の選択肢でした。
interviewer:なるほど。アメリカでもそうらしいですね。何も言わなければ麻酔を入れてくれて、無痛分娩になると聞きました。
三好理枝さん:シンガポールでも病院で産むなら自動的に無痛分娩という流れですね。もちろん水中出産や助産院、自宅出産などを選べば別ですが、通常の病院出産では基本的に無痛です。
interviewer:無痛分娩をするにあたって情報収集はされましたか?
三好理枝さん:インターネットで調べたり、お友達に「どんな感じなの?」「硬膜外麻酔って怖くないの?」と聞いたりしました。ネガティブな情報も目にしましたが、実際に経験した友達が元気そうだったし、ドクターにもいろいろ質問して「大丈夫」と言ってもらえたので安心しました。
interviewer:病院選びについてはどうでしたか?日本だと自分で病院に予約したりしますが、シンガポールでは違いますか?
三好理枝さん:私の場合は日本人クリニックがあり、2つ選択肢がありました。妊娠6か月までは日本人の産婦人科医に診てもらい、6か月以降はローカルの先生の診察に切り替わります。その際、日本人の看護師さんが通訳として付いてくれるので安心でした。病院自体は近所の方を選んだので、選択肢は実質1つでしたが、無痛分娩はどの病院でも対応していました。
interviewer:出産時にも通訳の方はいてくれるのですか?
三好理枝さん:夜中の入院だったので、通訳の看護師さんは勤務時間外でした。でもローカルの看護師さんたちもとても良い方たちだったので、単語だけ覚えて行って、あとは任せるという感じでした。
シンガポールでの無痛分娩、費用はどのくらい?

interviewer:実際に無痛分娩を選んでみて、費用面などはどうでしたか?
三好理枝さん:私の時は50万円くらいでした。そこから日本の出産一時金が40万円ほど戻ってきたので、実質の負担は10万円ほどでした。ただ、検診費用は別途かかります。私は1泊2日の予定でしたが、少し休みたくて2泊3日にしたので、追加で1泊10万円ほどかかりました。
interviewer:個室にされたんですよね?
三好理枝さん:はい。外国人との大部屋もありましたが、あまり衛生的ではないと聞いたので個室を選びました。とても快適でした。
interviewer:パートナーには無痛分娩で出産するということを伝えましたか?
三好理枝さん:はい、伝えました。でも夫は全然理解していなくて「無痛分娩って何?」という感じでした(笑)。当時は15年ほど前だったので、今ほど情報もなかったですし、夫も意識が高い方ではなかったので、あまり深く考えていなかったと思います。
interviewer:ご両親には伝えていましたか?
三好理枝さん:伝えたとは思うんですが、多分よくわかっていなかったと思います(笑)。15年前の日本では、無痛分娩自体がまだ珍しかったですし、説明してもピンときていなかったでしょうね。
interviewer:ちなみに、無痛分娩を選ぶ時に不安だったことはありますか?
三好理枝さん:やっぱり硬膜外麻酔が少し怖かったです。「麻痺になった」というようなネガティブな情報をネットで見てしまったので、不安はありました。でもドクターに聞いたら「大丈夫だよ」とサラッと言われて(笑)。なんとなく「まあ大丈夫かな」と思えました。それと、シンガポールでは妊娠中も体重について全く言われず、「ママがハッピーなら赤ちゃんもハッピー」と助産師さんに言われて、すごく気が楽になりました。1人目の日本での出産の時は、体重や食事などすごく細かく言われたので、その違いに驚きました。
interviewer:文化が違いますね、本当に。そういうプレッシャーがないと、お母さん自身もすごくリラックスできそうですね。
「スリー、ツー、ワン、ゴー」で出産! シンガポールの無痛分娩体験

interviewer:出産当日の流れについて教えてください。入院は何時頃からだったんですか?
三好理枝さん:はい、夜12時に入院しました。事前に娘をお友達の家に預けて、夕食やお風呂を済ませてから向かいました。そのお友達も2ヶ月前に無痛分娩で出産していたので「全然大丈夫だよ」と励ましてくれて、安心して向かうことができました。
interviewer:心強いですね。入院後はどのような流れだったのでしょう?
三好理枝さん:入院後は着替えて、子宮口を広げるための処置を受けました。その後、夜中3時頃に麻酔科の先生が来て、硬膜外麻酔を入れてもらいました。まだ痛みはなかったので、そのまま休むことができました。
interviewer:夜中に麻酔を入れるんですね。そこからはどう進んだんですか?
三好理枝さん:朝6時頃に陣痛促進剤の点滴が始まりました。8時過ぎにドクターが出勤されて診察があり「もう結構開いてきてるね」という感じで、9時頃からいよいよ出産が始まる流れでした。途中、9時〜10時頃に少し麻酔が切れて「痛いかも」と伝えたところ、すぐに追加してもらえて、ほとんど痛みは感じませんでした。
interviewer:出産は何時頃になったんでしょう?
三好理枝さん:11時半頃に生まれました。全体的にとてもスムーズでした。ドクターから「スリー、ツー、ワン、ゴー」と声がかかってプッシュするという感じで。日本のような「いきみ方の指導」はなく「プッシュ」と言われるだけで、自然な流れに任せるスタイルでした。
interviewer:日本とだいぶ違いますね。痛みはトータルでほとんどなかったんですね?
三好理枝さん:はい。途中で麻酔を追加した時の痛み以外はゼロでした。本当に快適で、出産中の会話もカジュアルな感じでしたね。ちなみに私は会陰切開もしていませんでした。ヨガをしていたこともあり、体が柔らかかったのが良かったのだと思います。
快適だったシンガポールでの産後入院生活

interviewer:出産後の体調はどうでしたか?
三好理枝さん:出産後は少し筋肉痛があったくらいですね。あと異常に眠たかったです。赤ちゃんの検査が終わった後は2〜3時間爆睡しました。しかし、1人目の時は疲労困憊で何も覚えていなかったのですが、今回は元気でした。無駄な体力を使わなかったので体の回復も早く、気持ち的にもとてもポジティブでした。
interviewer:出産後は母子同室でしたか? 別室でしたか?
三好理枝さん:希望を聞かれる形でした。私は個室を選んでいたので、赤ちゃんは新生児室に預けて、私は個室でしっかり休ませてもらいました。疲れていたので助かりましたね。シンガポールの病院は母子同室かどうか選べるのが良いところだと思います。
interviewer:選べるのは良いですね。先ほどシンガポールでの入院は通常1泊2日とおっしゃってましたよね。
三好理枝さん:はい。でも私は2泊にしました。追加料金はかかりましたが、ゆっくり休みたかったので。個室で快適に過ごせたので、それはすごく良かったポイントです。
interviewer:他に病院の良かったところはありますか?
三好理枝さん:食事は日本のような「産後祝い膳」のような特別なものは出ませんでした。食事は4つの宗教ごとに選べる形で、チャイニーズ、中華系、インド系、イスラム系の中から選ぶ感じです。脂っこいものが多くて日本のような「体に優しいご飯」はなかったですね(笑)。いわゆるフードコートのご飯がそのまま出てくるような感じです。
interviewer:病院のスタッフさんの対応はどうでしたか?
三好理枝さん:程よくドライで優しいという感じでした。日本の助産師さんのように「頑張って!」とすごく励ましてくれるわけではないのですが、必要なことは淡々とこなしてくれます。話しかければちゃんと応えてくれますし、私はとても心地よかったです。
interviewer:なるほど。
三好理枝さん:日本の大学病院で出産した時はとても厳しく、忙しさからか対応が冷たく感じることもありました。でもシンガポールではそういったことはなかったですね。
早朝のコーランも夫の熱も気にならず。産後サポートで体も心もラクに

interviewer:出産後に「もっとこうしておけばよかったな」と思うことはありましたか?
三好理枝さん:特に大きな後悔はなかったのですが、1つだけ挙げるなら耳栓ですね(笑)。病院のすぐ隣にイスラム教の寺院があって、朝5時頃にコーランがスピーカーで大音量で流れるんです。赤ちゃんの泣き声ではなく、コーランで目が覚めました。それだけは想定外でしたね(笑)。
interviewer:なるほど、それは日本ではあまりない体験ですね(笑)。夫さんに「こうしておいてほしかったな」というのはありましたか?
三好理枝さん:はい、健康でいてほしかったですね(笑)。夫はその時38度の熱を出していて、出産中も隣で寝込んでいました。私が「お水ちょうだい」と言ったら「自分は大丈夫だから」と返事してきて、「いや、あなたじゃなくて私のことだよ!」と(笑)。そんな感じだったので、健康管理はしっかりしておいてほしかったなと思います。
interviewer:(笑)出産後の体力の戻りはどうでしたか?
三好理枝さん:私は産後ケアを入れたので、とてもスムーズでした。1週間毎日オイルマッサージと骨盤ケアを受けて、20メートルのさらしで骨盤から肋骨までしっかり巻いてもらいました。ウエストもマイナス7センチ、体重も10キロ減りました。寝不足はありましたが、体はとても楽で、1人目の時のような疲労困憊は全くなかったですね。それに、他人が家に入ってくれるというのがとても良かったです。
interviewer:そうなんですか?
三好理枝さん:産後は家に義理のお母さんが来てくれていたのですが、ずっと家族同士だと気が詰まるので、外の人が入ることで違う話題もできて気分転換になりました。
interviewer:なるほど!確かに他人がいることで気分転換になることありそうですね。
三好理枝さん:そうなんですよ。
interviewer:産後ケアは1日何時間くらい来てくれるんですか?
三好理枝さん:1日2時間ほどでした。食事の準備は義理の母がしてくれていましたが、シンガポールでは「産後メイドさん」という方もいて、1ヶ月住み込みで家事や食事、赤ちゃんのお世話をしてくれるサービスもあります。うちは利用しませんでしたが、利用している方は多かったですね。
interviewer:日本でも産後ケアのサービス自体はあるものの、まだまだ認知は高くありません。シンガポールではそうした産後メイドさんのサービスが、より一般的に浸透しているんですね。
「赤ちゃんがもっと愛おしく思えた」無痛分娩を選んでよかった理由

interviewer:無痛分娩のメリットだと思う点を、いくつでもいいので教えていただけますか?
三好理枝さん:ありがとうございます。メリットは本当にたくさんありますが、まず一番は体の回復が早いことです。体が元気だと赤ちゃんを可愛く感じられて、抱っこする時間が増えます。痛みや疲労で「赤ちゃんどころじゃない」という状況にならずに、幸せな時間を作れるのが大きいですね。
interviewer:なるほど。
三好理枝さん:1人目の時は辛すぎてそんな余裕がなかったのですが、無痛分娩の2人目の時は「赤ちゃん可愛いな」と素直に思えて、すごく良い出産体験になりました。1人でも多くの方にこういう良い経験をしてほしいと思います。
interviewer:逆にデメリットと感じた点はありましたか?
三好理枝さん:私が体験した範囲では、特にデメリットはなかったですね。シンガポールでは無痛分娩がごく自然に選択できる環境だったので、安心して出産に臨めました。
interviewer:今後、他の人に無痛分娩をおすすめする時は、どんなふうにお話されていますか?
三好理枝さん:超オススメしています(笑)。産後ケアのご予約時に「どんな分娩方法にされますか?」と必ずお聞きしています。その際に「私の経験でよければお話しますが」といった形で無痛分娩の良さをお伝えしています。逆に「どうだった?」と聞かれることも多いです。
interviewer:実際、選択を迷っている方も多いですか?
三好理枝さん:はい。費用面で迷われる方が多いですね。プラス10万円くらいになるので、そこで「痛いの我慢しようかな」と思う方もいます。でも、1人目が楽だったとしても、2人目がどうなるかわからないので、私はぜひオススメしたいです。
interviewer:最後に、これから無痛分娩を選ぼうか迷っている方へのメッセージをいただけますか?
三好理枝さん:はい。私の経験からですが、無痛分娩にしたことで体の回復が早く、赤ちゃんと過ごす時間をより楽しむことができました。体が痛くて「赤ちゃんどころじゃない」という時間が減り、愛おしいなと思う時間が増えたのがとても良かったです。お母さん自身が幸せに過ごせる時間を増やすことは、赤ちゃんにとっても良い影響があると思います。私は無痛分娩を選んで本当に良かったと心から思っています。ぜひ前向きに検討してみてほしいです。
interviewer:とても素敵なメッセージありがとうございました!
三好さんは「マレー式産後ケアトリートメント」を日本に広めています

三好理枝さんは、シンガポールで学んだマレー式産後ケアを日本に持ち帰り、13年間にわたり活動を続けています。現在は、認定セラピストが沖縄・奈良・東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・福島におり、全国へと広がりを見せています。
三好さんが目指すのは、産後のママたちが「ただ横になるだけ」ではなく、横になりながら体と子宮と心を回復できる時間 を持つこと。体が楽になれば心も楽しくなり、赤ちゃんとの時間をより幸せに過ごせると伝えています。
最近では、出産祝いとして娘さんやお嫁さん、ご兄弟や職場仲間に「物ではないお祝い」として産後ケアを贈るケースも増えているそうです。さらに、企業の福利厚生として産休明けの従業員や社員の奥様に利用してもらう取り組みも始まっています。
「もっとセラピストを増やしたいと思っているので、もし興味のある方がいたらぜひご連絡いただけたら嬉しいです。また、出産や育児を頑張っているママさんたちが、少しでも楽に、幸せに過ごせるお手伝いができればと思っています。」
三好さんはそう語り、最後に次の言葉を添えてくれました。
『産後ケアから、産後をシェアへ。』
SunShineR 三好理枝
詳しくは公式ホームページをご覧ください。



